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ココブロ

- アラフィフ主婦のおかねのはなし -

NISA口座の金融機関を変更する方法を解説!

NISA口座を変更したい方!毎年10~12月はNISA口座変更のチャンスです!

 

NISA口座で投資をしていますか?

本記事では「NISA口座を変更したい」という方への記事です。

ココ家には、超絶ほったらかし中の「つみたてNISA口座」があります。

それは、ココ夫名義で2007年からセゾン投信で積立て投資しているセゾン・バンガードグローバルバランスファンド(以下、セゾンVGBF)です。

その後、NISAと呼ばれる税優遇制度ができたので移行し、さらに2018年につみたてNISAにスイッチしました。

 

セゾンVGBF2019年6月度実績の記事はこちら。

 

結論から言うと、長年お世話になったこのセゾンVGBFをやめようと決心しました。

本記事では、NISA口座の変更方法およびセゾンVGBFをやめようと思った経緯について書きます。

 

NISA口座は一人一口座だけ

一般NISA、つみたてNISAは(以後、一般NISAとつみたてNISAをまとめて、"NISA"と書きます)、どちらもある一定額までの投資で得られた利益が全額非課税になるという、とてもありがたい税制優遇制度です。

NISA口座といっても、株式投資をしない人にとってはピンとこないですよね。

例えば、銀行や証券などの金融口座は一人で複数口座を持つことができます。証券口座の場合、ココはマネックス証券、SBI証券、楽天証券の3つの口座を持っています。

でも、NISAによる税制優遇制度を受けることができる金融口座は1つだけしか登録できません。そして、一般NISAとつみたてNISAを同時に適用することはできず、どちらか一つだけです。

だから、どこの金融機関にNISA口座口座を持つのか、また一般NISA口座にするのか、それともつみたてNISA口座にするかはかなり重要です。

もしまだ具体的な投資スタイルが決まっていないという方は、なるべく沢山の商品を扱っている証券会社を選んだほうが、後々の選択肢が広がります。

個人的オススメは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券です。

 

切りよく1月からNISA口座を変更したいなら、10~12月が申請のチャンス

では、もし自分のNISAの金融機関を変更(引越し)したい場合はどうしたらよいでしょうか?

 

NISA口座変更のおおまかな流れ

①今使っているNISA口座の金融機関に変更を申請

②「勘定廃止通知書」という書類が到着

③新しい金融期間に②の書類を添付しNISA口座移設申請

 

ここで安心するのはまだ早いです。

最終的に税制優遇を受けるためには、③の新しい金融機関に書類を申請した後に、新しい金融機関が、税務署にNISA口座開設の申請をし、それが承認されるというお役所仕事の関門を突破する必要があります。

このように、NISA口座の変更手続きは決して簡単ではありません。手続きには時間もかかるので、NISA口座の変更(引越し)を考えている方は、早めのアクションがおススメです。より詳しい具体的な引越し手続き方法は後ほど述べます。

そして、NISA口座の変更申請は、基本的にいつでも可能です。ただし注意があります。

既に年内にNISA口座で商品を買付していると、その年内には口座変更はできません。

 

これ、結構重要です

 

具体例を挙げると、1~6月にセゾン投信のNISA口座で投資信託等の商品を買付し、7~12月はSBI証券のNISA口座で投資信託等の商品を買付けることはできません。

もし、NISA口座を持っているけれど、まだ年内に一度も商品を買い付けていない人は、年内であっても変更が可能です。ただしその場合であっても、9月末までに全ての手続きを完了する必要があります。変更申請が10月以降の場合は、最短でも翌年からの適用となります。

では、既に年内に現在のNISA口座で商品を買い付けている人は、具体的にどうしたら変更できるのでしょうか?

 

年内に、既存のNISAの口座で既に買付けしている人は、10~12月がそのチャンスです!

10月~12月にNISA口座の変更(引越し)手続きを完了させることにより、年内いっぱいは既存のNISA口座で投資商品の買付けを行い、年が変わった1月から新しい金融機関のNISA口座に切り替えて投資商品の買付けができるようになります。

 

10~12月ならスムーズな切り替えが可能!

 

 

ココ夫の場合はCase2です。

209年12月までは、セゾン投信のセゾンVGBFでつみたてNISAで運用し、2020年1月からは、楽天証券の一般NISAに切り替えました。NISA口座でどの商品を選んでいるのかは、こちらの記事で公開しています。

 

 

NISA口座の金融機関を変更する手続きの方法

ここでは、ココ夫のセゾン投信に紐つけているNISA口座を、楽天証券に変更する場合について具体的に説明します。他の金融機関であっても、基本的な流れは変わらないので、自分の保有、または希望する証券口座に適宜読み替えて下さい。

 

金融機関を変更する手続きの方法

①セゾン投信のHPから「金融商品取引業者等変更届出書」を申請

 

②その間に、楽天証券からNISAの手続きの資料(非課税口座開設届出書など)を取り寄せる

 

③セゾン投信から①の書類が届き次第、必要事項を記入の上、セゾン投信へ返送

 

④しばらくするとセゾン投信から、「勘定廃止通知書」が届く

 

⑤楽天証券に、②で送られてきた書類と4の勘定廃止通知書を送付

自分でする作業はここまでです。お疲れさまでした。

後は、楽天証券側で税務署へ非課税口座の申請が行われ、申請が承認されると、無事NISA口座が開設されます。

※提出する書類の名称や請求方法は金融機関によって異なることがあるので、念の為、両方の金融機関へNISA口座の金融機関変更手続きの手順を確認することをお勧めします。

来年1月から切りよくNISA口座を変更するためには、この一連の流れを10~12月の間に完了させる必要があります。よほど詳しい人じゃないと分かりにくいし、ちょっと大変ですね。

 

NISA口座の変更に伴う費用はゼロ円です

 

ココ夫のセゾンVGBFの投資履歴

さて、引越しすることに決めたセゾン投信のセゾンVGBFですが、これまでの投資履歴を確認しておきたいと思います。

恥ずかしながら、積立設定してからはほぼ放置状態でした。いくら儲かっているのか・損しているのかも、最近まで把握していませんでした。

 

ココのセゾン投信のセゾンVGBF投資履歴

2007/7:口座開設・5千円/月で投資開始

2015/2:NISA適用・1万円/月に増額

2018/1:つみたてNISAに移行・2万円/月に増額

 

このように、2007/7に5千円/月からつみたて投資を開始し、その後、1万円/月→2万円/月と投資額を増やしてきました。途中何度かスポット買いもしました。

以下の図は、2019年10月時点の運用評価実績です。

全体としては、約221万円の投資資金に対して約77万円の評価益となっていました。

 

損していなくてよかった!

 

なぜNISA口座を変更しようと思ったか

ずばり、投資コストと投資商品の選択幅が変更理由です。

 

投資コスト

セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、当時から人気のある投資信託でした。2007年当時で販売手数料がかからず、信託手数料も安いという画期的な優良ファンドとして人気がありました。

また、株式と債券の投資比率が原則50:50という、アラフィフココにとっては(当時はまだアラフォー)、理想に近い手堅いバランスの資産配分で、長期に渡って安心して保有できると思える投資信託でした。

セゾンVGBFは、今現在でもその基本方針は変わらず、優れたバランスファンドであることに変わりはありません。

でも近年は、類似のバランスファンドで、セゾンVGBFよりももっと低コストなファンドが出てきました。

これは一例です。

 

2021/02/19時点で信託報酬は、セゾンVGBFの0.59%に対し、eMAXIS Slim先進国株式インデックスは0.1023%、楽天・全世界株式インデクス・ファンドは0.162%となっています。

これはあくまで一例ですが、信託報酬がかなり安い商品がでてきました。

もちろん、商品の中味が違います。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス、楽天・全世界株式インデクス・ファンドは、株式を分散していますが、債権は組み込まれていません。そして、単純にコストだけで比較するのもあまり意味がありません。

セゾンVGBFはファンド・オブ・ファンズの形態を取っていて、適宜リバランスされるため、eMAXIS Slim先進国株式インデックス、楽天・全世界株式インデクス・ファンドのインデックス型よりも当然ながら運用コストはかかります。

また、セゾンVGBFは2007年に設定されてから、純資産残高が右肩上がりです。これは、多くの顧客の支持を得続けてきたという実績を示しています。最近出てきた類似のファンドに対する明確な強みです。

 

リーマンショックも乗り越えた抜群の安心感!

 

一方、eMAXIS Slim先進国株式インデックス、楽天・全世界株式インデクス・ファンドは、まだ設定開始からの日が浅いので、コストは安いですが、実績について語るのは時期尚早です。

なお、セゾンVGBFは、eMAXIS Slim先進国株式インデックス、楽天・全世界株式インデクス・ファンドに比べると、信託報酬は少し高めなのは事実ですが、決して暴利をむさぼっているわけではありませんので念のため。世の中には、これよりも信託報酬が高いにもかかわらず成績の悪い残念な商品が沢山あります。

 

商品の選択幅

セゾン投信は、執筆時点で選択できるファンドは、以下の2つだけです。

  • セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • セゾン資産形成の達人ファンド

両方とも良いファンドなのですが、例えば楽天証券では2000を超えるファンドを扱っています。上述の低コストファンドも取り扱っています。

数が多ければいいとは思いませんが、選択肢は大いに越したことは無いかと思います。

 

ココは、セゾンVGBFの商品コンセプトは今でも気にいっていて、決してコストが高いというわけでは無いけど、最近でてきた類似の高コストパフォーマンスガンドが気になりだしました。

ということで、セゾン投信の商品コンセプトと、実績には特に不満はないものの、もっとコストの安い商品に切り替えようと決心しました。

残念ながらセゾン投信は、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の2商品しか取り扱いがないため、沢山のNISA対応商品を扱っている楽天証券にNISA口座を変更します。

 

 

楽天証券は、楽天カードクレジットで積み立て投信を購入できるというメリットがあるので、つみたてNISAをする人にはかなりお勧めな証券口座です。

ポイントを通じて実質1%のコストダウンができるということです。これは長期運用では決して無視できないレベルです。

 

 

 

出典:楽天証券HPより

 

またココは、楽天カードクレジットの引き落としを楽天銀行にしていますが、楽天証券と楽天銀行を連携させるマネーブリッジと呼ばれるサービスは、便利なだけでなく、普通預金の金利が、年0.10%(2021/2月現在、税引き後0.079%)が適用されます。この低金利時代、普通預金が0.01%以下の銀行も沢山ある中で、年率0.1%は普通にオイシイです。

 

出典:楽天証券HPより

楽天証券の口座開設はこちらからできます

 

セゾン投信と楽天証券の比較

最後に、これまで使ってきたセゾン投信のNISA口座と、これから引っ越しする楽天証券のNISA口座のメリットとデメリットを整理してみます。

セゾン投信のメリット

セゾン投信は、個人に向けた長期保有を前提とした投資信託として人気のある商品である、「グローバルバランスファンド」と「資産形成の達人ファンド」 は他の証券会社では買えません。(但しiDeCoなら楽天証券でも買付け可能)

この2つは人気も実績も十分あります。

 

セゾン投信のデメリット

商品が、「グローバルバランスファンド」と「資産形成の達人ファンド」しか選択できません。ココのように他の商品に興味がある場合は、セゾン投信では対応できません。

 

楽天証券のメリット

・NISA対象銘柄数が多数

・楽天カード(クレジット)で積立投資可能

・楽天証券と楽天銀行でマネーブリッジの設定で普通預金金利が0.1パーセント(2019/10 調べ)

・便利機能満載、例えば、無料資金移動サービス(スイープ)や日経テレコン(楽天証券版)を無料購読

 

楽天証券のデメリット

NISA口座という観点では、今のところデメリットは無いように思います。もしNISA以外にも外国株やIPO投資もしたいということなら、トータルでSBI証券がいいかもしれません。ちなみにココはSBI証券の口座も持っています。

 

以上、本記事では、NISA口座の変更方法およびセゾンVGBFをやめようと思った経緯について書いてみました。

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ココは、お金の勉強をするのがちょっと遅すぎたけれども、今からでも時間をかけてなるべく低リスクで増やそうと勉強中です。

 

子育ても投資も長期的なビジョンを持って、戦略的に進めていきたいです。

 

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