我が家のつみたてNISAのセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの実績を確認してみた!
ココは、2007年から、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(以下、セゾンVGBF)というファンドで毎月積立てしています。
本記事では、セゾン投信で実際に積立した運用結果、また、セゾン投信で実際に12年ほど運用して感じたメリットとデメリットを書きます。
セゾンVGBFとは
世の中には沢山の投資信託で溢れていますが、セゾン投信が扱う長期投資ファンドは、
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン資産形成の達人ファンド
の2本だけです。
このうち、ココが投資しているのは、セゾン・バンガード・グラーバルバランスファンド(セゾンVGBF)です。
セゾン投信のサイトによると、セゾンVGBFの特色は、
国際分散投資
このファンド1本で世界中に分散投資することができる。地域別の投資比率は市場の規模に応じて変化し、手間なく市場の変化に対応可能。
株式と債券への分散投資
株式と債券へ半分ずつ投資、リスクを抑えながら安定したリターンの獲得を目指す。
低コスト
ローコスト・ハイクオリティ運用で定評のあるバンガードのインデックスファンドに投資することで低コストを実現。長期の資産形成に特化することで運営に係る経費も抑制。
堅実でスキのないファンド!
気になる費用ですが、購入時の手数料はゼロ円。信託報酬は、年0.6%±0.02%。
解約時に、基準価額の0.1%の額が、解約代金から差し引かれます。
それでは早速、2019年6月末時点の運用実績をチェックしてみましょう。
セゾンVGBF6月度運用実績
2019/6末時点の運用実績は以下のとおりです。
評価額合計 2,899,838円
評価損益 734,838円
累積利益率 33.3%
セゾンVGBFの投資履歴ですが、
2007/7:口座開設し、5千円/月の累積投資開始。
2015/2:1万円/月に増額
NISA(少額投資非課税制度)適用
2018/1:2万円/月に増額
一般NISAから積立NISAに移行
2007/7に5千円/月から累投を開始し、その後、1万円/月→2万円/月と投資額を増やしてきました。
これままでほとんどほったらかしで、データも取ってこなかったので、厳密な計算はできませんが、この運用実績は、他の類似ファンドと比べて良いのか悪いのかどうなんでしょうか
ほったらかしにしていたことも反省
セゾンVGBFのメリットとデメリット考察
メリット
宣伝文句のとおりですが、グローバルに分散投資をしてくれるところです。
成長という観点では、残念ながら日本は世界平均よりも劣るし、分散という観点でもグローバルファンドは理にかなっています。
ただ、このセゾンVGBFよりも低コストなグローバルファンドは沢山あるので、セゾンVGBF特有の差別化ポイントというわけではありません。
これも宣伝文句どおりとなってしまいますが、株式と債券がほぼ半分づつになるようにリバランスしてくれることです。
これは、年齢層によって、メリットにもデメリットにもなります。
ココはアラフィフなので、リスクをとって利益を求めるよりも、株式と国債バランスよく組み入れて安定を求めていました。この点で、このファンド自体はココの意に沿ったものです。
でも、もしココがもっと若ければ、債権を組み入れない世界株式分散のファンドを積み立てると思います。
株式と債券がほぼ半分になるようなファンドは、セゾンVGBF以外にもあります。
セゾンVGBFの類似のファンドとして、例えば、2018/7に設定された、楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は、信託報酬が0.2546%(2019/6月調べ)と、セゾンVGBFの半分です。
また、類似ファンドの、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、信託報酬が0.1512%(2019/6月調べ)と、なんと!セゾンVGBFの1/4です。
セゾンVGBFは、このコスト差に見合う運用実績を出せているのか、今後もコスト差に見合うメリットを提供してくれるのか?新しく累投を始める人は、これらのファンドと比較してじっくり検討してみることをお勧めします。
デメリット
①明確なデメリットとして、コストが挙げられます。
ココがセゾンVGBFをやり始めたときは、0.6-0.7%の投資信託コストは安い部類でした。しかし最近は、信託報酬が0.1%~0.2%台のとても低コストなファンドもあるので、今となっては、決して安い部類とは言えません。ここは明確なデメリットです。
セゾンVGBFが手数料が高いのは、楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)や、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)などの超低コストファンドが、基本的にインデックスファンドであるのに対し、セゾンVGBFファンドが、ファンド内のバランスを取ることによる、アクティブファンドに分類されているため、その手数料が上乗せされている事だと理解しています。
コストが高くても、その分運用実績として差が出せているなら、コスト高は許容できるのですが、ココは放置プレイで比較したことがなかったので、把握できていません。
また、比較するにしても、超低コストファンドは歴史が浅いので、短期の比較データを元にどう判断するかも悩ましいところです。
このような長期投資向けのファンドは、コストはもちろん安いに越したことはないのですが、それ以上に重要なのは、しっかりと持続的に運用して、儲けを出し続けてくれることです。なぜなら、ファンドの性格上、短中期運用するものではないので。
その点で、信託報酬が0.2546%の楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)や、信託報酬が0.1512%のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、まだ比較的新しいファンドであり、このコストで今後も持続的に安定運用してもらえるのかは、未知です。
一方で、セゾンVGBFは、これまでの実績があることが強みでしょうか。
この実績にしがみついて今後もセゾンVGBFを続けるのか、それとも超低コストな類似ファンドに移行する方が良いのか、ココはまだ勉強不足で判断がつきません
乗り換える場合は、その一時コストや手間などもまだ理解していないので、まだまだ勉強が必要です。
②諸手続きが面倒
増額やファンド変更などの諸手続きが未だに紙ベースです。この時代に。
今やほとんどの投資会社は、オンラインでできるんじゃないでしょうか?
ただし、デメリットとして挙げたものの、ココにとっては、あまりデメリットには感じていません。
基本的に長期投資なので、頻繁に組み替えたりするものではないので。
セゾンVGBF、続けるor止める?
以上、これまでほとんどほったらかしだったセゾンVGBFの運用実績を確認してみました。
そして、これをきっかけに最近のファンドを調べてみると、セゾンVGBFと類似のファンドながら(厳密には違う)、1/4~1/2ほど低コストなファンドがあることも、恥ずかしながら今知りました
勉強不足だったな
これを気に、低コストファンドに乗り換えるべきなのか、セゾンVGBF列車に乗り続けるべきなのか、迷っています。
セゾンVGBFの目論見書を見る限りでは、純資産額は右肩上がりに増えているので、ある一定の顧客層には支持されているということですよね。
でもこれが、単なる情弱の支持者によるものか、それとも知識層が、ちゃんとコスト高であることを納得の上で信じて託しているのか、興味があるところです。
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