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- アラフィフ主婦のおかねのはなし -

【FX】マネパの連続予約注文 上限20回はデメリット?

【FX】マネーパートナーズの連続予約注文、上限20回はデメリット?のタイトル図

マネパの上限20回は、デメリット?

 

マネーパートナーズ (以下、マネパ)の連続予約注文を使った、グリッドトレード(トラリピ風自動売買)をしています。

本記事は、連続予約注文で一番気になる、繰り返し上限回数20回についてです。
ココのCAD/JPYの17ヶ月の稼働実績データを元に、20回という制約がデメリットになるか、考察しました。

 

結論から言うと、繰り返し数が20回なことは、ココのような低リスク設定で運用する場合は、それほど気にする必要はなさそうです。
実際にココは、1年半以上、ノーメンテで稼働できています。
以下、詳細を示します。

 

連続予約注文とは

為替通貨ペアにもよりますが、長期的にみると、為替レートは上がり下がりの繰り返しが連続しているという特徴を利用した、FX売買手法としてはトラリピが有名です。

トラリピ は便利ですが、この手法はトラリピでなくてもできます。マネパ の連続予約注文を使えば、トラリピとほぼ同等のことができるので、ココは、トラリピと連続予約注文を使い分けています。

【FX】マネーパートナーズの連続予約注文の説明図出典:マネーパートナーズの連続予約注文の説明サイトより

 

マネパの連続予約注文の中身は、IFO(IFD-OCO)注文です。新規指値から決済指値(逆指値)までの1連の1つの注文を、最大20回まで繰り返すことが可能です。
マネパの注文は、トラリピのように、レンジという概念での一括注文はできません。しかし、1本ずつ値幅をずらした注文を複数入れておくことで、結果的にレンジ内にグリッドを張りめぐらせた場合と同等となります。

 

連続予約注文のメリットとデメリット

よく言われる、トラリピと比較したメリットとデメリットは以下です。

メリット

・実質取引コストが安い
・トラリピで扱いっていない通貨ペアがある

 

デメリット

・初期設定が手間
繰り返しが最大20回なのでメンテナンスが手間

デメリットの1つ目の、初期設定については、1本1本注文する必要があるので、確かに手間です。グリッド本数が多い場合は特に大変です。
でもこれは初回1回限りです。慣れてしまえばけっこうサクサク作業できるので、ココにとってはそれほど手間だと感じませんでした。

 

スマホよりパソコンの方が楽ですよ

 

デメリットの2つ目は、繰り返し回数が20回と有限であるためです。21回目以降もリピートしたい場合は、再度注文を入れなおす必要があります。そのためのメンテナンスが発生します。
再注文が必要なのはその通りなのですが、それが手間と感じるかどうかは、メンテナンスの頻度によるかと思います。

そこで本記事では、ココが実際に17ヶ月間稼働させたCAD/JPYの運用実績を示し、リピート回数に着目して考察してみたいと思います。

 

手間かどうかは、
うわさをうのみにせず、データで判断します

 

ココの連続予約注文CAD/JPY#1

今回取り上げるのは、ココがマネパnanoで最初に稼働させた、予算10万円のCAD/JPYです。2019/9月から稼働させ、2021/2に終了させました。

設定は以下です。狙いの利益幅は50pips(0.5円です)。

ココの連続予約注文CAD/JPY#1の設定

 

マネパnanoは100通貨から取引できるので、
低予算でトラリピしたい人におすすめです

 

このCAD/JPY#1は、マネパの動作を確認するためのお試しテスト的なものでした。
テスト運用結果がとても良かったので、執筆時点では、予算200万円でCAD/JPYとEUR/JPYの2つの通貨ペアで稼働中です。

 

 

ココの設定を、CAD/JPYの20チャート上に重ねた図がこちらです。

ココの連続予約注文CAD/JPY#1の設定

 

ココの設定の特徴は、低リスクです。
簡単にロスカットされないように、なるべく長いスパン(10-20年)を見て、為替変動を大きな波の動きでとらえ、リーマンショック級の暴落がきてもロスカットされないようにしています。

 

CAD/JPY#1の稼働期間中の値動き

次の図は、稼働開始後から17ヶ月間の、CAD/JPYの週足チャートです。赤い領域がレンジです。点線のひとつひとつが連続予約注文のレートです。全部で49本ありますが、最終的には83.8円~89.0円は注文を入れることなく、2021/2/24に稼働中の連続予約注文をすべてキャンセルし、CAD/JPY#1を終了させました。

ココの連続予約注文CAD/JPY#1の設定、週足チャート

稼働期間中には、コロナショックによる暴落で、最終的には73.8円まで下がりました。
しかし上図のように、ココは広いレンジで設定していて、さらに想定ロスカットが62円となるように、100万円の資金を投入していたため、コロナショックの暴落中でも、ロスカットされるかも!?というような心配は全くなかったです。

 

CAD/JPY#1の稼働期間中の利益と決済回数の推移

続いて次の図は、17ヶ月間の確定利益と決済回数の推移です。

ココの連続予約注文CAD/JPY#1の17ヶ月間の確定利益と決済回数の推移

2020年3月だけ、利益と決済回数が飛びぬけて高いですが、これはコロナショックによる為替クラッシュとその後の回復の影響です。
この期間の総利益は10,726円(年利換算で7.6%)で、決済回数は202回でした。

 

ココの代わりにせっせと注文してくれたんだね

 

期間の平均決済回数は11.2回/月でした。このうち、最も多かった月のトップ2と、もっとも少なかった月のワースト2のそれぞれを除いた場合の平均決済回数は、8.1回/月でした。
ということは、○○ショックとかが無ければ、計算上は月あたり8回、毎週2回ぐらい約定されることとなります。

 

CAD/JPY#1のリピート回数

次の図は、稼働期間中のリピート回数です。図中の横軸は新規注文時の買い指値のレートです。

ココの連続予約注文CAD/JPY#1の17ヶ月間のリピート回数

 

 76円付近と78円付近を行ったり来たりしたのが多かったようです。76.2円の買い指値注文が最大リピート回数で、決済が17回ありました。

今回の結果からは、結局17か月の間に、20回を超える注文は発生せず、再注文というメンテナンスは不要でした。

この結果は、ココの設定の結果なので、しかける通貨ペア、その値動き、注文設定によって結果は異なります。しかし、実際にこの程度であったという事実は参考になると思います。

 

ココのような低リスク派と相性バツグン!

 

なお、本格稼働中のCAD/JPY#2は稼働後8ヶ月目、EUR/JPY#1は稼働後14ヶ月目ですが、どちらも20回の注文に達していません。
なので、今回の考察で取り上げたデータは例外的なものではないと思います。

 

本格稼働中の実績記事はコチラ(2021/2)

 

なお、マネーパートナーズには、この上限回数に対する顧客からの要望がたくさん来ているようです。

連続予約注文の回数に対する要望

改修を行う予定とのことです。が、長らく検討中のままHPの更新がないのが気になるところです。

 

実現できたら神対応!

 

以上、ココの稼働実績データを元に、連続予約注文回数について考察してみました。

 

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