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ココブロ

- アラフィフ主婦のおかねのはなし -

我が家に埋蔵金? -個人向け国債解約-

我が家の埋蔵金を発見? 個人向け国債持ってたこと忘れてた!の巻

 

このブログでは、NISAやFXなどの投資の話を中心に書いています。

投資するにはその元となる資金が必要ですよね、、、どこかに投資資金ないかな~、、、

ありました!我が家に埋蔵金が!!

ココは2017年に個人向け国債を買っていました。

2年前は、投資をしたいけど元本割れはイヤ!、元本保証だと銀行預金だけど、銀行預金よりも金利がマシかなと思ってとりあえず購入しました。

月日が流れ、そんな個人向け国債を持っていることもどんどん記憶から消えていました。でもこの度、その埋蔵金を見つけたので、解約することにしました。

本記事は、個人向け国債の購入から解約までの一連の流れについて書いてみました。

 

 

個人向け国債とは

政府が個人の方でも購入できるようにしたのが「個人向け国債」(以下、国債)です。銀行や証券会社などの金融機関で購入することができます。

国債は国の発行する債券で、元本を保証し、一定の利息を付けて国が販売します。

債券とはお金を「貸す」ものなので、国が破綻しない限りは元本が保証されます。そして、国に一定期間お金を投資するので、定期的に利子を受け取ることができ、そして満期になれば、元本が返済されます。

国債の満期期間は3年・5年・10年の、3種類があります。3年と5年は固定金利、10年は変動金利となっています。

 

ココが購入した国債

ココが購入した国債は、「第82回個人向け利付国債(変動10年)というものです。SBI証券で、平成29年(2017年)の2月15日に発行されたものを購入しました。

 

 

元本割れするものではないし、株やFXみたいに価格変動するものではないので、日々ウォッチするものではないのであまり気にかけていませんでした。

たまたまSBI証券にログインした時に、

ん?国債持ってるじゃん!

 

そして、その金利はいくらだったのでしょう。

出典 財務省HP

 

2017年初回利子適用利率は、な、なんと年0.05%(税引後0.03984…%)でした。

 0.05%の金利と言えば、100万円の国債だと年利は500円です。更にここから税金が惹かれます。100万円に0.03984%を乗じると398円です。

これが、実際に利子が入金された時の画面です。

国債の利子は半年に1回振り込まれます。1年に200円✕2回振り込まれていますね。それが2年分なので合計800円です。

振り込まれた利子はSBI証券からSBI銀行のハイブリッド預金口座に自動振替されていました。

楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジと同様に、SBI証券とSBI銀行もハイブリッド預金という金利等を優遇してくれる仕組みがあるので、ココも愛用しています。

 

出典:住信SBIネット銀行

 

なお財務省のHPによると、基準金利は年々少なくなっていて、令和になってからの基準金利はなんとマイナス金利です。

10年国債の金利は基準金利を元に決定される変動金利制ですが、ありがたいことに、国債では最低金利0.05%が保証されています。 現在の国債は確かに低金利ですが、最低金利保証があるので一般の銀行預金よりはずいぶんとマシだと思います。

 

出典 財務省HP

 

なぜ国債を手放そうと思ったか

 ココは2019年に入ってからFXのトラリピを超低リスク運用でやっています。100万円分の国債に対する年利500円は、トラリピの決済1回分の利益よりも小さいです。

トラリピの方が断然利回りいいね!

さすがに金利0.05%というのは雀の涙ですよね。

正直なところ、当時なぜこれを購入しようと思ったのか、なぜこの利子を受け入れたのかさっぱり覚えていません。

おぼろげながら覚えているのは、とにかく損はしたくない、元本保証であることが前提、タンス預金や普通口座預金よりはマシ、ということで選んだような気がします。

銀行の普通預金よりはマシだろうと安易に考えていたのだと思います。今となっては、楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジと呼ばれる口座連結サービスを利用すれば、楽天銀行の普通預金金利が、この記事の執筆時点では10年国債の倍の年0.1%(税引後年0.079%)

になります。

普通預金なのでもちろんいつでも出金できるし、当然元本保証なので、途中解約可能とはいえ長期間に渡って資金が拘束される国債よりはお得だと思います。

マネーブリッジによる金利優遇がいつまで続くかは分かりませんが、現時点で国債を持ち続ける理由はないですよね。ということで途中解約することにしました。

マネーブリッジを使うと、楽天スーパーポイントも貯まるし、楽天証券との自動入出金の手数料が無料なので、後々の株などの投資にもスムーズに使うことができます。

 ということで、ココは個人国債を解約し、とりあえず楽天銀行の普通預金口座に移す予定です。

 

出典:楽天証券のサイト

楽天証券

 

 

国債のメリット、デメリット

個人国債は解約し、楽天銀行の普通預金口座に移すことになりますが、ここでは、個人国債のメリットとデメリットを整理しておきたいと思います。

国債のメリット

・元本割れなし !

・個人向け国債であれば1万円から購入可

・経済環境などにより実勢金利が下落した場合でも年率0.05%の最低金利保証

・最低金利0.05%は、一部ネット銀行など高金利の預金を除けば普通預金よりも利回りが高い

・中途解約もOK!⇒但し発行後1年以上経過してから

・3年・5年・10年の期間設定があり、3年と5年は固定金利だが10年は変動金利なので、インフレのリスクにも対応している

普通預金よりもマシだね

 

国債のデメリット

一方でデメリットは以下です。

・期間3年および5年の場合は固定金利となり、購入時の金利が満期時まで適用される。⇒もし市場の金利が上昇したときには、そのぶんの金利を受け取ることができない。すなわちインフレに対応できない。

・逆に期間10年の場合は、変動金利制なので半年ごとに金利が見直される。⇒高金利状態から金利が下がる局面では、当初見込んでいた金利を受け取れなくなってしまう。

今は、高金利時代ではなく、超低金利時代なので、このデメリットは現時点ではデメリットではありません。

・国債は国が発行しているので、国の財政が悪かったり、破綻してしまった場合は、最悪の場合元本が返ってこない可能性もある⇒でも日本の国債は、ほぼ日本人が買っているので破綻しないはず、多分。

・満期に満たないうちに解約する場合は、直前に受け取った2回分の利息に0.79658を乗じた「中途換金調整額」を差し引かれる。

途中解約は実質利回りが下がることに注意だね

 

国債の解約手続き

ココの場合はSBI証券で国債を購入していました。なのでSBI証券から途中解約手続きをしました。

こちらが途中解約(売却)執行画面です。

 

 

受取経過利子として134円が引かれています。利息は、年2回の利払日に支払われますが、債券を途中で買った人は保有していなかった期間分の利息を受け取れてしまうので、その調整分です。

余分に受け取りすぎた利子の一部が差っ引かれているだけなので、元本割れしている訳ではありません。

この約2年間に100万円分の国債を保有し、実質利子200円☓4回を受け取り、受け取り経過利子として134円を差し引かれたので、666円の利益という結果でした。

ほぼゼロリスクだけどローリターンだね

 

以上、我が家の国債売却までの話でしたが、あらためて国債は、投資という観点では期待利回りが低いことを実感しました。

その一方で、株やFXなどの投資と比べると安全性はピカイチだと思うので、絶対に資産を減らしたくない、という方には向いているのではないでしょうか。

お・も・て・な・し・の人も沢山持ってるね

 

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