9月はチョットやらかしたものの、利確は13,977円でした!!
管理人ココは、マネーパートナーズ (以下、マネパ)でグリッドトレードをしています。本記事では、マネパの連続予約注文を利用した、ほったらかしグリッドトレードの2020年9月度実績を公開します。
グリッドトレードはFXの投資手法の一つです。
自動売買型のグリッドトレードは、取引ルールを一旦設定してしまえば、そのルールに従って24時間・自動で淡々とトレードを繰り返してくれます。
日々為替チャートに張り付く必要がなく、為替の値動きを予想したり、上げ下げに一喜一憂する必要はありません。忙しくて為替相場に貼り付けない人や、為替相場を読む能力がない人でもできます。
また、FXでも株でも、投資はできるだけ感情を入れずに、決めたルール通りに行動することが大事、というのがココの持論です。
この点で自動売買は、個人の感情や裁量を入れる余地がない点も、ココが気に入っているポイントです。
逆に言うと、自動売買ルールを一旦設定してしまうと、ほとんどすることがありません。為替相場が読める人は、自動売買なんてせずに、裁量取引をした方がいいし、取引自体が好きな人には向かない手法かもしれません。
ココは、為替相場を読むことはできないし、投資に時間をかけたくない派なので、マネースクエア社のトラリピ と、マネーパートナーズの連続予約注文 の両方でグリッドトレードをしています。
マネーパートナーズの連続予約注文は、他の自動売買系FX業者よりも低コストなことが特徴の一つです。トラリピよりも、ひと手間かかりますが、ココがマネパでもグリッドトレードをしている理由です。
ひと手間といっても、実際には最初の設定時だけです。一旦設定してしまうと、後はほぼほったらかしで稼働できています。
現在ココは、マネパの連続予約注文によるグリッドトレードを4つ稼働させています。いずれも低リスクが特徴です。実際にココの設定は、コロナショックでもロスカットされてしまうかも、というような心配は全くなかったです。
- CAD/JPY 2019年9月~ 予算10万円
- CAD/JPY 2020年8月~予算100万円
- EUR/JPY 2019年12月~予算100万円
- AUD/NZD 2020年7月~ 予算10万円
では、各通貨ペアの設定方法とその実績を公開します。
連続予約注文CAD/JPY#1
ココは、執筆時点でCAD/JPYを2つ稼働させています。CAD/JPY#1は、予算10万円お手軽バージョンです。ココが連続予約注文を最初に稼働させた記念すべき初号機です。
・低予算:10万円
・低リスク:11ヶ月放置中(コロナは微風)
・まずまずの成績:9月末時点の確定利益年利換算8.6%
CAD/JPY#1の設定
ココのCAD/JPYの設定はコチラです。CAD/JPY#1の設定は、下の図の左側です。右側は、後述のCAD/JPY#2の設定です。
両者の違いを簡単に言うと、#1は#2の10分の1モデルです。#2と比べ、必要資金は10分の1、利益も10分の1。ロスカットリスクは同じです。
レンジやトラップ幅は両者は全く同じです。#1と#2の取引単位はそれぞれ、100通貨単位、1,000通貨単位となっています。
利益幅の設定は、#1が50pips(50円/100通貨)、#2が90pips(900円/1000通貨)です。
稼働初期段階での強制ロスカットレートは、全く同じです。また、CAD/JPY#2の方は、後述のゾーンスワップ法を適用しています。
CAD/JPY#2は予算も100万円と多めで、ココが、ゾーンスワップ法と名付けたちょっとしたテクニックを使っているので、初心者向けではありません。
一方で、このCAD/JPY#1は予算が10万円で、設定もシンプルなので初心者にもとっつきやすいかと思います。
ココの連続予約注文の設定を、チャート上に重ね書きしたのが下の図です。強制ロスカットされる為替レートは、マネスクの運用試算表で約61.5円です(マネパ式の証拠金で見積もると約62.2円ですが、マネスクの運用試算表だと簡単に見積もることができます)。目安として、リーマンショック時の暴落にも耐えられるように設定しています。実際にこの設定で、コロナショックにも余裕で耐えられました。
CAD/JPY#1の9月度の実績
以下の図表は、CAD/JPY#1の2019年10月以降の確定利益の推移のまとめです。
9月度は3回の決済で、150円の確定利益でした。先月の決済が10回なので、今月はCAD/JPYの変動は小さかったようです。それでも稼働開始後8,616円の確定利益を上げてくれています。
このCAD/JPY#1は稼働開始後ちょうど1年が経ちました。1年でたった8,616円の利益というのは、少なく思われるかもしれませんが、このCAD/JPY#1には、10万円の資金を投入しているので、確定利益の年率換算は+8.6%に相当します。
含み損を考慮した現実利益は、これよりも下がりますが、グリッドトレードは、基本的に、常に含み損を抱えながら利益を積み上げていく手法なので、ココは含み損は気にしていません。ロスカットされないように、十分低リスクな設定にしているので。
祝! 連続予約注文1年経過達成
以上が、CAD/JPY#1の9月度の実績でした。
連続予約注文CAD/JPY#2
続いて投入資金100万円のCAD/JPY#2です。
・予算:100万円
・低リスク:コロナショックも余裕で耐える設定
・資金効率アップも狙う:ゾーンスワップ法適用
CAD/JPY#2は、2020年8月より稼働開始しました。今月は稼働2ヶ月後の実績となります。
CAD/JPY#1(初号機)で、連続予約注文の特徴とCAD/JPYの特徴はつかめたので、CAD/JPYの本格稼働版がこの弐号機です。
CAD/JPY#2の設定
CAD/JPY#2の設定は、基本的に上記CAD/JPY#1の10倍モデルです。加えて、ゾーンスワップ法を適用しています。ロスカットリスクは上げずに、資金効率アップを狙った手法です。詳しくはコチラ
CAD/JPY#2の9月度の実績
以下の図表は、CAD/JPY#2の9月末実績です。
まさかの決済0回!
先月は8回も決済してくれたのに!
CAD/JPY#1が3回の決済があったのに対し、このCAD/JPY#2の決済が0回だったのは、前者の狙いの利益が50pipsで設定しているのに対し、後者は90pipsだからです。
また、CAD/JPYのレートが上がってきて、現在の為替レートがゾーンスワップ適用領域から、ゾーン3に移ってしまったことも、約定が無かった原因の一つです。
先月は8回の決済の内の3回が、ゾーンスワップ法で建てた注文分(Zone2+)の決済分でした。いかにゾーンスワップ法が強力なのかが分かります。
もしこのまま、為替レートがゾーン3の上の方まで上がってしまうのであれば、ゾーンスワップ法のルールに従って、ゾーン2+の設定を解除し、ゾーン4を設定しなくてはいけません。
こうなってしまうと、普通のトラリピ設定に戻ってしまい、爆益モードから標準モードに戻ってしまいます。
なので、できればCAD/JPYさんには75円台ぐらいまで戻ってきてほしいところです。
為替は思うように動かないのが常
ところで、最近CAD/JPYが上り調子のため、ゾーン3のトラップを新規に注文しなければならなかったのですが、完全に忘れていました。
連続予約注文はトラリピと違って、全トラップを一括設定できず、逆指値注文ができません。つまり、現在の為替レートより高い位置で、買いから入る連続予約注文ができないので、為替レートの上昇に合わせて、注文を入れていく必要があります。
一旦最初の連続予約注文を設定できてしまえば、あとは自動で20回の注文を繰り返してくれるのですが、この制約のために完全ほったらかしすることができません。1ヶ月ぶりにログインして気づきました。完全にやらかしました💦
いくらなんでも、ほったらかし過ぎ!
連続予約注文の逆指値注文については、顧客からも要望がきており、検討中とのことです。
マダかな-!?
永遠に準備中じゃないよね!?
実は逆指値注文の制約をかいくぐる裏技があるのですが、わずかとはいえコストのかかる方法なので、ココ的にはお勧めできません。
連続予約注文EUR/JPY#1
続いて、ココが稼働させているEUR/JPYの特徴です。
・予算:100万円
・低リスク:コロナショックも余裕で耐えた
・良好な成績:7月末時点の確定利益年利換算18.9%
EUR/JPY#1の設定
ココのEUR/JPY#1の設定です。ハーフ&ハーフで運用しています。
EUR/JPY#1の狙いの利益幅は100pips(1円幅)としています。
ココの、連続予約注文の設定を、チャート上に設定を表したのものが、以下の図です。ハーフ&ハーフ設定とすることで、100万円の資金で40円もの値幅をカバーできています。
このロスカットラインは、マネスクのトラリピ運用試算表(ログインが必要)に基づくもので、厳密にはマネパロスカットラインとは異なります。
EUR/JPY#1の9月度の実績
EUR/JPY#1の2020年1月以降の確定利益の推移をまとめると、以下の通りでした。
9月度はなんと12回の決済がありました。先月のほぼ倍です。稼働開始後の確定利益は127,280円となりました。
このEUR/JPY#1には、100万円の資金を投入しているので、稼働開始後からの127,280円の確定利益は、年率換算で約+17%の利益率に相当します。
EUR/JPY、良き良き!
以上が、EUR/JPY#1の9月度の実績でした。
連続予約注文AUD/NZD#1
7月から、新たにAUD/NZDペアを稼働させました。まだ稼働後3ヶ月目の新人です。
・予算:10万円
・低リスク:強制ロスカットレート1.22NZD
・成績:未知数???
AUD/NZD#1の設定
ココのAUD/NZD#1の設定です。売りレンジのみです。
AUD/NZD#1の狙いの利益幅は、70pips(0.007NZD)としています。
ココの、AUD/NZDの連続予約注文の設定を、チャート上に設定を表したのものが以下の図です。過去5年だけに限ってみれば、ハーフ&ハーフ運用ができそうな、きれいなレンジ相場です。
このチャートは紛れもない事実ですが、実は自分が見たい(そう合ってほしい)視野で見たチャートです。
次の図は、同じAUD/NZDのチャートで、単にスパンを18年に広げたものです。
がらっと印象が変わるね
ここ直近の5年は、非常に狭いレンジで動いています。
でも、時としてその期待を裏切ってくるのが為替です。もしレンジアウトした時に追加資金を投入するか、それとも予め十分な資金を入れておくことが、ロスカットされないための対策となります。
ココは、普段為替相場をチェックしないので、予め資金を入れておき、強制ロスカットレートが1.22NZDとなるようにしました。
ところで、1.22NZDのロスカットラインって中途半端な位置ですよね。これは、ココの勘違いによるものです。当初、AUD/NZDは20万円の資金を投入することを前提として設定を組みました。上記の設定を20万円の資金で稼働させると、強制ロスカットレートは1.44NZDとなり、過去の最高値をカバーできます。
自分では20万円入金していたと思っていたのですが、8月度の記事を書く時に、入出金履歴を見てたら、10万円しか入金していないことに気づきました。稼働後1ヶ月以上も経過してから・・・
良い子のみんなは真似しないでね
幸い、他の通貨ペア分も含め、合計220万円入金していて、それぞれの通貨ペアでかなり余裕をもった設定にしていることや、既にEUR/JPYで10万円以上の確定利益を出していることから、入金ミスの影響は実質無いようなものですが、我ながら恥ずかしい・・・
ところで、今は売りレンジのみ設定していますが、買いレンジも稼働させてハーフ&ハーフとして運用するかどうかは、実際に買いレンジに入ってきてから決めたいと思います。
AUD/NZD#1の9月度の実績
9月の決済は7件でした。
以上が、AUD/NZD#1の9月度の実績でした。
AUD/NZDは、地理的、経済的に近いオセアニア両国のペアなので、グリッドトレード向きのペアだと思います。実際多くの方が手動トラリピ等で利益を挙げておられます。
ところで、、本家トラリピでも、このAUD/NZDを扱うことになりました。
大当たり-🎉🎉🎉
— ココ@アラフィフ主婦投資家 (@shufuinvest) September 16, 2020
4月までスワップゼロはありがたい😊
でもその後は売り・買いマイナスか、、、🤔
スプレッド見てから決めよう。
ちな、今稼働中のマネパAUD/NZDのスプレッドは6pips https://t.co/h9JizEch5H pic.twitter.com/JXLNzRZE76
しかも、トラリピは、マネパの連続予約注文よりも、手数料つまりスプレッドやスワップは悪い傾向があったのに、後発のためか、かなり攻めた条件を提供しています。
注)マネスクのスプレッドは今は3.5銭程度。
トラリピAUD/NZDのスプレッド判明!
— ココ@アラフィフ主婦投資家 (@shufuinvest) September 26, 2020
マネスクが本気を出してきた🔥🔥
*スプレッドは時間帯や相場環境によって変動することがあるよ😀#FX #トラリピ #マネスク #マネパ pic.twitter.com/PJ2ORdd0Gn
ということで、ココはトラリピでAUD/NZDを稼働させることにしました。関連記事はコチラ
マネパNanoの口座状況
次に、9/30時点の、マネパNanoの口座状況です。
ココは、ロスカットレートで資金管理しているので、証拠金維持率はあくまで目安ですが、2,641%と十分余裕のある状況です。
9月度は13,977円の確定利益でした。
マネパの連続予約注文のメリットとデメリット
ここでは、ココが実際に使って感じた、マネーパートナーズの連続予約注文のメリットとデメリットを示します。
😍100通貨単位で取引可能
😍取引コストが安い
😍グリッドトレード向きの取り扱い通貨ペアが多い
😍約定力が安定している
😭連続予約注文が最大20回までしか出来ない
😭逆指値注文のエントリーが出来ない
順に説明します。
100通貨単位で取引可能
マネーパートナーズ(Nano)の優れた特徴の一つは、取引最小の通貨単位が100通貨であることです。多くのFX業者は1,000通貨単位なので、その1/10です。より少ない投資額でFXができます。
この記事にあるように、ココは、100通貨取引のCAD/JPY#1、500通貨取引のAUD/NZD#1、1,000通貨取引のEUR /JPY#1とCAD/JPY#2を、それぞれ稼働させています。
そして、例えば、EUR /JPY#1と全く同じ設定で、取引数量だけ1,000通貨でなく100通貨で行えば、投資資金は1/10の10万円で同リスクで運用できます。
もちろん、その場合の利益も1/10になりますが、レンジとトラップ値幅、トラップ本数は同じなので、ロスカットリスク(ロスカットされる為替レート)は同じです。
同様に、AUD/NZD#1は、500通貨の通貨量を10万円の資金で稼働させています。これを100通貨で取引する場合は、1/5の2万円で、同リスクで運用できます。
トラリピは、1,000通貨単位以上の取引しかできないので、どうしても必要な資金は多めになります。100万円単位の資金を用意しなくても、トラリピ的運用ができるのは、マネーパートナーズの大きなメリットです。
もう少し補足すると、マネーパートナーズには、 「パートナーズFX」という口座と、「パートナーズFX nano」という2つの口座があり、最小単位は前者は1万通貨、後者が100通貨です。ココは後者のパートナーズFX nanoで取引しています。
取引コストが安い
マネースクエアのトラリピは、グリッドトレードに特化したシステムを提供していて、設定の仕方もわかりやすく簡単で、運用試算表などのツールも充実しています。その分、他のFX業者よりも取引コストは高めの傾向です。マネースクエアのトラリピもマネパの連続予約注文も、取引手数料自体は無料です。ここでいう取引コストとは、スプレッド差とスワップポイントです。
ココはマネスクとマネパの両方でEUR/JPYを稼働させているので、一例としてEUR/JPYを比較した結果を以下に示します。
あくまでココが調べた時点の結果であり、スワップやスプレッドは刻々と変動するし、通貨ペアにもよります。しかし、ココがウォッチしている限りは、マネパの方がコスト面で軍配が上がる結果でした。
グリッドトレード向きの取り扱い通貨ペアが多い
以下は執筆時点の取り扱い通貨ペア数です。通貨ペア数はマネパの方が多いですが、大きな差があるわけではありません。
・トラリピ 14通貨ペア
・マネパnano 18通貨ペア
ココ的には、グリッドトレード向きの通貨ペアは、先進国同士の通貨ペアであって、かつ、長期でレンジ形成している通貨ペアの数が多いほど望ましいです。
なお、トラリピは、新たな通貨ペアの追加が予告されています。
現時点で、トラリピになくてマネパnanoにあるトラリピ向けの通貨ペアはEUR/GBPです。
当記事にもあるように、AUD/NZDはついにマネスクでも採用されたので、マネパとマネスクの両方でで稼働中です。
約定力が安定している
ココは、いくつかのFX業者の口座を持っていますが、マネーパートナーズの取引では、これまで一度もスリッページ(約定価格が指値からずれること)が発生したことはありません。他の自動売買系FX業者は、経験上それなりにすべります。
連続予約注文が最大20回までしか出来ない
連続予約注文は便利な機能ですが、繰り返し注文回数は最大でも20回までしか設定できません。この点では、メンテフリーのトラリピに対するデメリットです。
しかし、CAD/JPY#1は執筆時点で稼働開始から1年が経過しましたが、現時点で最も繰り返し回数の多い注文における繰り返し回数は17回で、今18回目の新規注文のスタンバイ中です。あくまでココの経験上の話であり、通貨ペア、設定、為替の値動きにもよりますが、1年はノーメンテでいけました。
これが証拠のスクショです。稼働時の設定は2019/9/8です。このトラップはCAD/JPY#1の設定のうち、もっとも繰り返し回数の多い、76.2円の買い注文の詳細です。
そして、この最大回数の上限を挙げてほしいという要望は、マネパにも届いているようで、HP上では現在検討中とありました。
連続予約注文で逆指値注文のエントリーが出来ない
上でも書いたので、再掲になりますが、連続予約注文は便利な機能ですが、逆指値注文のエントリーができません。例えば、現在のレートが1$=100円の時、100円を超えるレートでの買いの連続予約注文ができないということです。トラリピなら現在のレートに関係なく設定ができますので、デメリットになります。
早く逆指値注文可能になるといいですね。
以上、9月度の実績でした
口座開設は無料