マネパ_連続予約注文(ほぼトラリピ)の2020年3月度実績を公開!
管理人のココは、マネースクエアのトラリピでFX投資をしています。
トラリピとは、FXの自動売買手法です。取引ルールを一旦設定してしまえば、為替の上げ下げを予想したり、心配したりする必要はありません。
そのルールに従って24時間・自動でココの代わりに坦々とトレードしてくれます。
一度設定してしまえば、基本的にほったらかしにできるので、気に入っています。
儲けたいけど楽したい!
トラリピは、設定が簡単で稼働後も基本的にはほったらかしにできるというメリットがあります。しかし通貨ペアにもよりますが、実質的な取引コストは他のFX業者よりも高めの傾向です。
取引コストを下げる方法として、手動トラリピ、半自動トラリピ、MT4+トラリピ系EA、という手法があることを以前記事にしました。
でもこの時点ではあくまで机上検討段階でした。
ココは、半自動トラリピは本当に本家トラリピに比べてコストダウンができるのか?
また利益UPの効果があるのか? 気になりました。
ということで、ココは2019年末から実際に投資をして実験&検証中していました。
身銭切っての実験です
3月が終わったので、今月も実験結果をまとめようとしたのですが、EUR/JPYが買いトラリピレンジにがっつり入ってしまいました。ココはマネスクのEUR/JPYは売りトラリピしかやっていません。ということは、比較実験ができない、、、すなわちこの比較実験企画は敢え無く終了です・・・。
なんという幕切れ・・・
そこで、本記事では、マネーパートナーズの提供する連続予約注文サービスを利用した半自動トラリピの2020年3月度までの実績を公開します。
また、EUR/JPYの代わりにCAD/JPYで、トラリピと半自動トラリピの比較を行った結果を後半に示しています。
- マネーパートナーズの連続予約注文は「ほぼトラリピ」?
- マネーパートナーズの連続予約注文EUR/JPY「ほぼトラリピ」実績公開
- マネーパートナーズの連続予約注文CAD/JPY「ほぼトラリピ」実績公開
- 「トラリピ」と「ほぼトラリピ」の比較_CAD/JPY
- マネーパートナーズの連続予約注文「ほぼトラリピ」の活用例
マネーパートナーズの連続予約注文は「ほぼトラリピ」?
「トラリピ」は、マネースクエアの自動グリッドトレードの登録商標です。手法自体もマネースクエアが特許を持っています。
しかし、マネーパートナーズの連続予約注文という機能を使えば、最初の設定手間はかかりますが、一旦設定してしまえば、「トラリピ」とほぼ同等の動作をさせることができます。
これまでの記事では、初期設定と途中のメンテの手間が少々必要なので、トラリピの完全自動という特徴と比較して、完全手動の手動トラリピとの間をとって「半自動トラリピ」と呼んでいました。
しかし、詳細は後述しますが、実際に稼働させてみると、ココの設定の場合、稼働後半年以上経過した通貨ペアでも途中のメンテナンスは一切不要でした。トラップの設定や為替の値動き次第ですが、うまくいけば1年近くノーメンテの可能性もありそうです。
ということで当ブログでは、マネーパートナーズの連続予約注文を利用したグリッドトレードを「半自動トラリピ」をあらため、「ほぼトラリピ」と勝手にネーミングしました。
「ほぼトラリピ」がどのくらい本家トラリピに近いかは、以下が参考になるかと思います。
どうです?
どれぐらい近いか分かりましたか??
・・・
前置きはさておき、実績を公開します。
マネーパートナーズの連続予約注文EUR/JPY「ほぼトラリピ」実績公開
設定は、ココのトラリピEUR/JPY設定とほぼ同じです。
レンジとトラップ幅は全く同じです。違いは「ほぼトラリピ」の方は、決済トレール機能がないので、狙い利益は1000円/0.1万通貨としています。またEUR/JPY「ほぼトラリピ」はハーフ&ハーフ設定としています。
ココのEUR/JPY「ほぼトラリピ」をチャート上に設定を表すとこんな感じです。投入資金は100万円です。
この設定は11/27から稼働開始したのですが、切のいいところで、今年に入ってから1~3月までの確定利益の推移をまとめると、以下のとおりでした。
3月はコロナショックのため、明らかに異常値です。おそらく今後落ち着いてきたら月1万円前後の確定利益がでればいいところだと思います。
また、4/17時点のEUR/JPYの含み損は13,297円でした。仮に、今すぐ全ての注文を決済して終了したとしても5万4千円ほどプラスで終えることができます。しかし、ココは長期運用予定ですので、このまま継続します。
さて、「ほぼトラリピ」を運用していく上で気になるところは、マネーパートナーズの連続予約注文の機能は、繰り返し回数が最大20回までということです。すなわち、同じIFO注文を20回完了すると、21回目は自動で注文してくれず、再度連続予約注文を手動で入れ直す必要があります。
IFO注文の説明はこちらの記事をどうぞ。
そこで、稼働開始から執筆時点(141日経過)で、最も繰り返し注文回数が多かったトラップにおける注文状況を確認した結果が以下の図です。
なんと、コロナショックで相当の回転があったにもかかわらず、最大でもまだ10回目の注文でした。141日経過後に10回ということは、単純計算で稼働開始後に再度連続予約注文を入れるのは約280日後ということです。
もちろん、これはトラップ値幅、為替の値動きに左右され、再現性のあるデータではありません。あくまで今回のココの設定ではこうだったという一例に過ぎません。
ですが、これなら少なくとも3ヶ月ぐらいは完全放置でもいけそうです。これは思ったよりも自動化率が高いと思いました。うまくいけば半年から1年は持つかもしれません。
だから「ほぼトラリピ」
マネーパートナーズの連続予約注文CAD/JPY「ほぼトラリピ」実績公開
設定は、ココのトラリピCAD/JPY設定とほぼ同じです。
レンジとトラップ幅は全く同じです。違いは「ほぼトラリピ」の方は、決済トレール機能がないことです。またCAD/JPY「ほぼトラリピ」は、本家トラリピと同様に、買いトラリピのみ稼働するように設定しています。
大事なことを書き忘れました。ココはこのCAD/JPY「ほぼトラリピ」を、1,000通貨単位ではなく、その1/10の100通貨単位でやっています。マネースクエアのトラリピは、0.1万通貨すなわち1,000通貨が最小単位でしたが、マネーパートナーズのnanoの口座であれば、その1/10の100通貨を最小単位として投資できます。
単純に言えば、利益も1/10だけど、投資資金も1/10でできるってことです。
FX特にトラリピは、ある程度まとまった資金がないと継続しにくいですが、マネパのnano口座なら、最小単位が100通貨なので、まずは少額からやってみたい、という方にピッタリです。
もちろん、1,000通貨以上の単位で売買もできます。
もう少し補足すると、マネーパートナーズには、 「パートナーズFX」という口座と、「パートナーズFX nano」という2つの口座があり、前者の最小単位は1万通貨、後者は100通貨となります。
ココのCAD/JPY「ほぼトラリピ」をチャート上に設定を表すとこんな感じです。投入資金は10万円です。
本家トラリピと同じレンジ幅、同じトラップ値幅とトラップ本数ですが、注文単位が100通貨と1/10なので、必要資金も1/10の10万円でできちゃいます。
この設定で、コロナショックでさえもロスカットされることもなく、次に示すようにむしろ爆益でした。
この設定は昨年の9/7から稼働開始しています。昨年10月以降の確定利益の推移をまとめると、以下のとおりでした。
EUR/JPYと同じく、3月はコロナショックのため、明らかに異常値です。おそらく今後落ち着いてきたら月200-300円前後の確定利益で落ちついてくるでしょう。
また、4/17時点のCAD/JPYの含み損は5,602円でした。
さて、「ほぼトラリピ」を運用していく上で気になる連続予約注文の回数を、このCAD/JPYでもチェックしてみたところ、最大連続回数は14回でした。昨年9/7から稼働しているので、225日が経過していますが、まだ残り6回も連続予約注文が繰り返し可能ということです。
ココの設定だと、半年はほったらかしでも大丈夫のようです。
やっぱり「ほぼトラリピ」
「トラリピ」と「ほぼトラリピ」の比較_CAD/JPY
ここでは、CAD/JPYの通貨ペアで、本家マネースクエアの「トラリピ」と、マネーパートナーズの連続予約注文を使った「ほぼトラリピ」の比較をしてみます。
前述のとおり、本家「トラリピ」と「ほぼトラリピ」は、レンジ、トラップ幅、トラップ本数は全く同じです。違うのは後者が前者の1/10モデルであることです。
また、前者は決済トレールあり、後者は決済トレール無しという差もあります。
両者を公平に比較するために、「ほぼトラリピ」の利益を10倍して比較することにしました。
実験らしくなってきた
こちらの表とグラフが昨年10月からの6ヶ間の確定利益の比較です。
この結果を見て、どう判断するかは難しいです。
単純に利益額だけを見れば、マネーパートナーズの連続予約注文を使った「ほぼトラリピ」の勝ちです。ただし、マネースクエアのトラリピの決済トレールが期待ほど機能しなかっただけという可能性は捨てきれません。
また、「ほぼトラリピ」は、あくまでほぼ、です。初期設定もトラリピの場合レンジ上下限とトラップ本数を決めるだけという簡単設定です。一方で、「ほぼトラリピ」の場合は、1つ1つのトラップをトラップ本数分注文を繰り返す必要があります。大量の手入力なので間違えるリスクもあります。
また、ほぼトラリピの場合は、連続予約注文の繰り返し回数が20回と、無限ではないので、定期的に連続予約注文を再セットするというメンテナンスが必要となります。
ココのEUR/JPYおよびCAD/JPYの「ほぼトラリピ」の設定の場合は、1年に数回のメンテナンスで済みそうです。一方でトラリピは基本的にメンテ不要であることは魅力的です。
この手間と、設定ミスリスクを許容できるかどうかが、優劣の判断ポイントになります。
なお、確定利益が「ほぼトラリピ」が、本家「トラリピ」に勝った理由として、決済トレール機能を挙げましたが、それ以外の考えられる理由は取引コストです。すなわち、マネーパートナーズの連続予約注文の方が低コストの傾向があります。つまりスプレッドも狭いし、スワップも良好です。
この表は、CAD/JPYのある時点のスワップポイントの比較表です。
買いトラリピのスワップポイント差は1円と僅差であり、この程度の差なら許容できますね。
また、次の表は、EUR/JPYのある時点のスワップポイントの比較表です。
EUR/JPYはCAD/JPYと異なり、両社の差はかなり大きいです。ココはこれが理由で本家トラリピではEUR/JPYの買いトラリピの稼働を昨年末に止めました。
マネーパートナーズの連続予約注文「ほぼトラリピ」の活用例
最後に、マネーパートナーズの活用例を示します。
マネーパートナーズの優れた特徴の一つは、100通貨単位で売買できるということです。
この記事では、100万円の資金を元手とした、EUR/JPY「ほぼトラリピ」の実績を示しましたが、全く同じ設定で、取引を1,000通貨でなく100通貨で行えば、投資資金は1/10すなわち10万円で運用できます。
もちろん、利益も1/10ですが、レンジとトラップ値幅、トラップ本数は同じなので、ロスカットリスクは同じです。
また、ココのCAD/JPY「ほぼトラリピ」はもともと100通貨単位であり、10万円の資金で運用しています。
何百万円も用意しなくても、トラリピ的運用ができるのは、マネーパートナーズの大きなメリットです。
以上、マネーパートナーズの連続予約注文を用いた「ほぼトラリピ」の2020年3月度実績でした。
ほぼホタテも美味しいよ