ココが、FX投資手法の中から自動売買可能なリピート系FXを選んだ理由を公開!
管理人のアラフィフ主婦ココは、2019年にFXを開始しました。一口にFXといっても色々な投資手法があります。
ココが選んだのは、リピート系FXのトラリピです。現在470万円(2020.12月末時点では、570万円)の資金を元手にやっています。
本記事では、なぜココが数あるFXの投資手法の中から、全自動売買可能なリピート系FXを選択したのかを書きます。
- FXの投資スタイルあれこれ
- ココが思う、FXの裁量取引の難しいところ
- ココが思う、FXのサヤ取り難しいところ
- リピート系FXとは
- リピート系FXと相性のいい通貨ペア
- ココが思うリピート系FXのメリットとデメリット
アラフィフ主婦のココがFX投資手法の中から、なぜリピート系FXを選んだのか?
結論からいうと、以下の要件を満たしていると判断したからです。
①上げ下げの予想不要
②建玉が気にならない
③手間がかからない
そもそもFXって何それ美味しいの?って方は、アラフィフ主婦のココでも理解できるぐらい、わかりやすく説明した記事がありますので、まずこちらをどうぞ。
FXの投資スタイルあれこれ
FX(Foreign Exchange:外国為替証拠金取引)は文字通り、為替の取引を行うことで、利益を狙う投資手法です。
大きく以下の4つの投資スタイルに分類できます。
・裁量取引
・スワップ狙い
・サヤ取り
・シストレ
ココが選んだリピート系FXは、4番目のシストレに含まれます。まずは4つの手法について簡単に説明します。
裁量取引
為替レートの上げ下げを予測し、為替変動による利益を狙う手法です。
為替レート上げ下げの予測は、為替チャートを解析するテクニカル分析や、ファンダメンタル分析、およびこの両方が用いられることが多いです。
4つの手法のうち、最も投資スキルを要します。また調査や分析時間を含めて、おのずと投資に向き合う時間が多くなります。
投資のプロの魑魅魍魎の匂いがプンプンね
スワップ狙い
日本はほぼゼロ金利ですが、世界には政策金利が高い国があります。
それらの国の通貨を長期間保有することで、日々のスワップポイントをコツコツと稼ぐ手法です。
最近だと、TRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPYなどの、高金利通貨と低金利の日本円との組み合わせをガチホしている人が多いようです。
ただし、高金利ということは、国の情勢が不安定であるなど、金利を高くせざるを得ない理由があるということを理解しておく必要があります。
決して金利だけに目がいくことなく、暴落した場合のことも想定しておく必要があります。
スワップ狙いの投資手法は、ガチホするだけなので、投資に向き合う時間はほとんど必要ありません。
コツコツドカンに注意だね
サヤ取り
ひとつ前で説明した高金利通貨のスワップ狙いは、通貨下落リスクがありますが、この手法は下落対策をした手法です。
例えば、TRY/JPYをFX業者Aで買いポジション(日々、プラスのスワップポイントが付く)を持ち、FX業者Bで同数の売りポジション(日々、マイナスのスワップポイントが付く)を持ちます。
この時、FX業者Aの買いポジションのスワップポイントとFX業者Bの売りポジションのスワップポイントの差がプラスになるように業者選定および通貨ペア選定をする必要があります。
そうすることで、為替変動をヘッジ(為替変動リスクをほぼゼロにできる)しながらも、日々の差分スワップポイントを得ることができます。
しかしサヤ取り手法は、単純なスワップ狙いの投資よりも、得られるスワップポイントは少なくなります。
また、2業者でポジションを持たないといけないので、利益率の観点からは単純なスワップ狙いの投資よりも劣ります。
サヤ取りの特徴は、リスク低め、手間は少々掛かる、利益率はあまり高くない、ということになります。
一時期やってたよ
シストレ
システムトレードの略です。予め定められた取引ルールにしたがって、コンピューターが自動売買してくれる手法です。
裁量取引が個人の力量が問われる投資手法です。これに対し、シストレ稼働後は基本的に人の力量や勘が入る余地の無い手法です。
システムまかせなのでとにかく楽です。ただし注意点があります。システムが為替相場や通貨ペアにマッチしていれば利益を生んでくれますが、逆にマッチしていないと、思わぬ損失を被る可能性があります。
システムの選定と設定がキモだね!
このように、一口にFX投資と言ってもいろんな手法があります。それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分に合う、無理のない手法を選びたいところです。
ココはスワップ狙い以外の手法は全てやりました。そして、消去法的にですがココにはシストレが一番合う、と思いました。理由は以下です。
ココが思う、FXの裁量取引の難しいところ
日々、為替チャートを眺めてテクニカル線を引きながら、これから上がるか下がるか予想している、これが、裁量取引のイメージです。
ココも昔、株の裁量取引をしていた時は、株価チャートを眺めて買い時や売り時を探していました。
でも残念ながら、ココは株価チャートを見て今後の上げ下げを予測する能力はありませんでした。
ココが思う、FXの裁量取引が難しい理由は以下です。
①上げ下げが予測できない
②建玉を持つと気になってしまう
③チャートに向き合う時間がもったいない
①上げ下げが予測できない、については、個人差がありますね。ココにはこの能力は無いようです。
(´・ω・`)
②建玉を持つと気になってしまう、については、ココは建玉を持った途端に不安になってしまいます。下がったら戻ってくれるかな?上がったら上がったで、いつ手放すべきか、って頭の中でずーっと気になってしまう人です。
どーんと構えられない性格です
③チャートに向き合う時間がもったいない、については、ぶっちゃけココにとっては投資は資産形成の手段の一つにすぎません。株や為替チャートを眺めるのは好きではないです。
投資が趣味とか、チャートを眺めるのが大好きって言う人が羨ましいです。
自分の時間は好きなことに使いたい
ということで、FXの裁量取引はココには全く向かない投資です。
裁量取引のセンス無いもんね
ココが思う、FXのサヤ取り難しいところ
次に、FXサヤ取りですが、これは、①為替の上げ下げの予想をしなくていいというのが一番の利点です。サヤ取りできる通貨ペアさえ見つけられれば、基本的に為替チャートがどう動こうが関係ありません。
②建玉を持つと気になってしまう、というのも、ほとんど無かったです。でも、”ほとんど”無かった、のであって、”全く”気にならなかった訳ではありませんでした。というのは、FXのサヤ取りはFX業者の設定するスワップポイントに依存します。スワップポイントが逆ザヤになっていないか、週イチ程度でウォッチングしていました。
また、FXのサヤ取りでは、③チャートに向き合う時間がもったいない、については、チャートを眺める必要は全く不要です。これは大きなメリットです。FXのサヤ取りは、そもそもが業者間のスワップポイント差による”ひずみ”をすくみとる取引手法です。サヤ取りを稼働できる期間と得られる利益は、全てFX業者の設定するスワップポイント次第ということになります。スワップポイントは各国の政策金利に依存しますが、FX業者が基本的には自由に設定できます。
実際にサヤ取りやっていると、どうもFX業者の手のひらで踊らされている感じがしました。
FXのサヤ取りは、超低リスクでココ好みの手法だけど、FX投資の主軸に持ってくるのはなかなか難しいと感じました。
スワップ情報収集がキモ!
ここまで書いてきたことから分かるかもしれませんが、ココの理想のFX投資は以下です。
①上げ下げの予想不要
②建玉が気にならない
③手間がかからない
楽したい(・`ω・´)キリッ
そういったFXの投資手法を探し求めているうちに、シストレのいち手法であるリピート系FXに出会いました。
リピート系FXとは
リピート系FXとは何でしょうか。
先ほどはシステムトレードの一種だと説明しました。
シストレは自動売買ルールが公開されているものと、公開されていないものがあります。
公開されているものは、どんなときに取引されるのか予め分かります。しかし、公開されていないものは、どんな時に売り買いの注文が出されるのか予測がつきません。
非公開のシステムが過去にどんな成績を叩き出したのかは簡単にバックテストで確認できます。でも今後どうなるかなんてわかりません。あくまで過去の成績はよかった、というだけです。
ココはシステムが非公開のシステムトレードは、いくら好成績を出していても選ぶ気にはなれません。
いつどんな注文が出されるかわからないので、ハラハラドキドキしてしまい、ココには向いていません。
何よりも、ココが重視しているリスク管理(為替レートがいくらになったらロスカットされる)が困難なことが一番のネックだと思ってます。
一方で、自動売買ルールが公開されているもののうち、自分で自動売買ルールを設定できるシステムを提供してくれるFX業者がいくつかあります。
特に、自動売買のトリガーとなる為替レート自ら設定し、その為替レートになる度に何度でも永遠に繰り返し自動的に取引してくれるシストレを総称して、リピート系FXと呼ばれます。
リピート系FXの基本、IFO(IFD-OCO)注文とは
リピート系FXの中身は、実は単純な仕組みです。
米ドル/日本円の通貨ペア(USD/JPY)を例にとって説明します。
1ドル100円になったら買い注文を出し、勝った後買値から1円上昇したら建玉を売るというルールで売買する、と決めたとします。
ずっと一日中チャートを見て100円になるのを待っていなくても、IFO(IFD-OCO)と呼ばれる注文システムを採用しているFX業者では、1ドルが100円になったときに、システムが自動で買い注文を出してくれます。
そしてその後1ドルが101円に上昇したタイミングで、システムが自動で売り注文を出してくれます。
買いから売りまでの一連の注文を全て自動でやってくれるということです。
このIFO注文は通常、買い注文(新規注文)→売り注文(決済注文)の1往復限りが基本となります。
もちろん売り注文から入る、売り注文(新規注文)→買い注文(決済注文)も可能です。
いずれにしても、通常のIFO注文は買い→売り(もしくは、売り→買い)の往復1回分だけなのです。
往復後にもう一度同じ注文をしたい場合は、往復1回終了後にもう一度IFO注文を入れる必要があります。
それって、面倒くさいですよね。そこで、このIFO注文を繰り返しでセットしてくれる、すなわちリピート注文してくれる注文システムがリピート系FXです。
下の図を見て下さい。
もし、為替相場が1ドル=100円~101円付近をうろちょろしている場合、設定した為替レートになる度にこのように、買い→売りを連続で注文してくれます。
もちろん自動で
上の図はあくまで説明のための理想的な為替変動で説明しました。しかし実際の為替はこの図のように100円から101円の狭い範囲だけを都合よく動いてくれくれることはなく、もっと幅広いレンジを上下に変動します。
でも、たいていのリピート系FXは、そのようなより広い為替レンジにも対応可能です。
先ほどのリピートシステムの説明では、100円~101円の間のレンジ幅1円の設定でしたが、今度は、少しレンジ幅を広げ、97円~101円を変動する場合、すなわちレンジ幅4円と設定した場合の例を示します。
レンジ幅が広くなっても、買いのルールは基本的に先ほどと同じです。
違うのは1ドルが100円になった時だけ買い注文を入れるのではなく、1ドルがそれぞれ97円,98円,99円,100円になった時にも、買い注文を入れます。
そして利益確定の売り注文のルールは、各買い注文値から1円上昇した場合です。
表で比較すると以下のようになります。
1本の設定を積み重ねることでレンジを広げるんだね
そうすると、上図のような為替変動の動き対して、連続的に買い→売りの注文が執行されます。もちろん自分が発注するのではなく、システムが24時間発注対応してくれます。
このように、リピート系FXは広い為替レンジの値動きにも対応できる設定が可能です。
リピート系FXで失敗しないためには、レンジ幅をできるだけ広くとるという考え方が重要です。
リピート系FXと相性のいい通貨ペア
天下り的に書きますが、リピート系FXは、経済力がほぼ同じ国の通貨ペア、より具体的には先進国同士の通貨ペアとの相性が比較的良いと思います。
もちろん全ての先進国同士という意味ではなく、一部の先進国同士に限られます。
ここでいう先進国通貨とは、米ドル、日本円、ユーロ、カナダドル、オーストラリアドル、ニュージーランドドルなどです。
なぜ、そう思うのか、その説明の前に、そもそも為替レートはなぜ変動するのでしょうか?
そもそも為替レートはなぜ上下するのか
一言で言ってしまえば、世の中の商品と同じく、通貨の場合も需要と供給のバランスで決まります。
FXでは、2つの国の通貨のペアを取引します。例として、米ドルと日本のペア(USD/JPY)を取り上げてみます。
USD/JPYの為替レートが上がるということは、JPYよりもUSDの方が需要が多く、たくさん買われているということです。
そして、国の通貨はその国の経済力を表します。なのでアメリカの経済が日本よりも強い場合はUSDが買われる傾向があり、USD/JPYの為替レートは上がります。
為替レートは経済力の綱引きだね
リピート系FXは、先進国通貨ペアとの相性が良いと思う理由
冒頭で、リピート系FXは先進国同士の通貨ペアとの相性が比較的良いと思う、と書きましたが、経済力がほぼ同等という意味では、発展途上国同士の通貨ペアでも良いはずです。
でも、発展途上国は経済の変動余地が大きく、現時点では経済力が同じであっても長期で見たら経済力に差がでてくるかもしれません。
この観点から、先進国同士の方が無難だと思っています。
そして、先進国すなわち経済が大きく発展した国は、なによりも国力が安定しています。アメリカとか日本、ヨーロッパが崩壊するほどの通貨危機が起こることってなかなか考えにくいですよね。
リピート系FXは、長期的に見て綱引きが一方的な勝負にならずに勢力がほぼ等しく、互いに張り合う状態、為替レートの値動きがあるレンジ幅の中を行ったり来たりしていることが望ましい状態です。
もし綱引が一方的になり、為替レートが一方的に下がり続けると、レンジ幅をはみ出てしまい、リピート系FXでうまく利益を上げることは難しくなります。
ココが思うリピート系FXのメリットとデメリット
圧倒的なメリットは、一度適切な売買ルールを設定しておけば、基本的に放置できることです。
放置できるということは、いちいち手動で注文する手間が省けるということです。
また淡々と自動で売買を繰り返すため、注文に個人の感情が入り込む余地がなく、精神的負担も軽減できます。
一方デメリットは、業者によってシステムが異なるのでその特徴を理解しておかないと、思った通りの設定にならず、不本意な取引が繰り返されてしまうことです。
また、各FX業者が提供する自動取引システムを利用するので、総じて取引コストが高めなことです。
手間賃を許容できるかどうかだね
本記事のせいでリピート系FXに過度な期待を持たせてしまうのは良くないと思うので、きっちりと述べておくべきだと思うことがあります。
それは、リピート系FXは、大勝ちできる投資手法ではない、ということです。せいぜい3-6%の年利、ちょっと欲張っても、10%の年利を目安にたんたんと自動売買する地味な投資手法だと思っています。
リピート系FXで、年利20%とか30%とかを謳っているサイトを見かけることがあります。これは単に、あまりリスクを理解せず投資をされている可能性があります。
もしくは、年利を高く見せるために意図的に証拠金を低くしておき、いざロスカットされそうな時は、いつでも資金を追加投入する準備ができている場合がほとんどだと思います。
いずれにしても、シストレとかリピート系FXで簡単に大勝ちできる!というような甘い言葉にはだまされずに、しっかりと自分で勉強して理解した上で投資をすることが大事です。
利益率○%!という甘い言葉にだまされないように
リピート系FXは、各業者が提供するシステムを理解し、長期的視野持ち、かつ身の丈にあった資金管理をすれば、専業の投資家で無くても、ちゃんと利益を出せる仕組みです。
でも、リスクを取りすぎた設定(すなわち欲張った設定)にしていると、思わぬ為替の値動きによって、ロスカットしてしまい資産を減らしてしまうことになりかねません。
そうならないためにも、ロスカットされる為替レートを事前に見積っておくことが大事です。
具体的に各FX業者がどんなリピート系FXのシステムを提供しているかについては、こちらの記事にまとめました。
以上、ココがFX投資手法の中からリピート系FXを選んだ理由でした。
ココがメインで使っているのはマネースクエアのトラリピです