トラリピのCAD/JPYペアが最初の1本目にお勧めな理由とは!?
マネースクエアのトラリピ は、FXの自動売買手法です。一度取引ルールを設定してしまえば、そのルールに従って24時間・自動でココの代わりにトレードしてくれます。
管理人のココは、2019/1からで470万円の資金を元に、5種類の通貨ペアでトラリピ(リピート系FX)で運用しています。
その年のGW前に予備資金として100万円入れたので、トラリピ口座には合計570万円の資金を投入したことになります。
5種類の通貨ペアのうち、一番最初に稼働させたのはカナダドル・日本円の通貨ペアです。
一番最初に稼働させたということは、ココが通貨ペアの中で一番よいと思ったからです。
本記事では、なぜ数ある通貨ペアの中から、カナダドル・日本円の通貨ペアがお勧めなのかを書きます。
そんなお勧め理由なんてどうでもいいから、CAD/JPYのトラリピでどんな設定しているのか教えて、というかたはこちらをどーぞ。
トラリピの最初の1本目にCAD/JPYがお勧めな理由
以下の4点が、CAD/JPYをお勧めする理由です。
①レンジ相場である
①適度なボラリティ
③スプレッドが狭い
④買いのスワップポイントがプラス
最初っからぶっちゃけますが、この記事では、CAD/JPYペアをお勧めしています
が、、、
正直に言いますと、CAD/JPYペアだけでトラリピをすることはあまりお勧めしません。
ココは5種類の通貨ペアでトラリピをしています。
CAD/JPYはその中では、一番最初に稼働させた通貨ペアで、100万円の資金を割り当てました。
一番最初に稼働させただけあって、5種類の通貨ペアの中では、一番トラリピ向きだと思います。
それでも、トラリピ用資金のすべてをCAD/JPYに割り当てることはせず、CAD/JPY以外に、NZD/USD、EUR/JPY、AUD/JPY、AUD/USDの5通貨ペアを稼働させることで、リスク分散をしています。
トラリピに興味があり、とりあえず体験してみたいと思っても、すべての資金を1つの通貨ペアに割り当てずに、余力を残しておくか、できるなら複数の通貨ペアに分散させることをおすすめします。
分散投資は、大勝ちするためではなく、負けない(退場しない)ための戦略です。これはトラリピに限らず株など他の投資でも同様です。
ではなぜ、CAD/JPYはお勧めの通貨ペアなのでしょうか?
先進国ペアで安定しているから?
スワップポイントが大きいから?
カナダが資源国だから?
これらは確かにCAD/JPY通貨ペアの特徴で、広告などでよく使われる文言です。
でも、これらは、トラリピの通貨ペアを決める上で最重要事項ではありません。
トラリピという手法は、大きく分けて以下の2種類の投資戦略に分けられます。
戦略①は直近の値動きを予想してレンジ幅を絞り、比較的短期で行う手法。
レンジをはみ出す可能性も高いので、ロスカット設定をして、資金管理を徹底する。
戦略②は、値動きは予想せず、過去の相場からレンジ幅極力広く取り、比較的長期で行う手法。広いレンジ幅で運用し、基本的に自発的なロスカット設定はしない。
通常は、リスクが大きい戦略①の方が、期待利益率も大きくなります。
図で見てみましょう
上の図は、CAD/JPYの2019/1-2019/6の半年間の日足チャートです。
この6ヶ月の期間ではレンジ相場を形成していて、レンジの上限は85.5円、下限は79.5円で、そのレンジ幅は6円です。
戦略①はこのように、比較的狭いスパン、例えば、半月~半年程度の今後の為替レンジ幅を予想し、そこにトラップを仕掛けます。
次の図は、2014/9-2019-6の16年間の月足チャートです。
16年のスパンで見てもレンジ相場を形成していて、レンジの上限は125円、下限は68円で、そのレンジ幅は57円です。
戦略②は、過去の比較的広いスパン、例えば、10年~20年程度の過去の実績を元にレンジ幅を決め、そこにトラップを仕掛けます。
当然ながら、同じ投資資金の場合、戦略①の方がレンジ幅が狭いので、その分密なトラップ値幅を設定できます。
そのため、戦略①の方が、比較的頻繁に約定し、利益も大きくなります。一方で、設定レンジが戦略②よりも狭いために、想定レンジをはみ出してしまうリスクは高くなります。
それは、下の図を見れば一目瞭然です。
半年スパンで見ると、戦略①におけるレンジの上限は85.5円、下限は79.5円でレンジ相場を形成しているように見えましたが、期間を広げて戦略②の16年スパンで見てみると、過去の実績からは、85.5円を上回る、もしくは79.5円を下回っても全くおかしくないですよね。
ということで、戦略①と②はどちらが良い、悪いではなく、相場がある程度読める人は①、ココのように相場なんて読めない!って人は戦略②が無難かと思います。
もちろん、相場が読める人は①だけでなく、普段は戦略②でローリスク・ローリターンで運用しつつも、旨味の有りそうな相場になった時に、短期的に戦略①を仕掛けるというハイブリッドな事も可能です。
うらやましい
繰り返しになりますが、戦略①と戦略②の違いは、想定するレンジ幅の大きさです。
トラリピを仕掛ける通貨ペアの大前提は、レンジ相場を形成していること、これに尽きます。
そして、CAD/JPYはこの観点からは、レンジ相場を形成しているのでトラリピ向きの通貨ペアと言えます。
このように、長期的にレンジ相場だと考えても良さそうな通貨ペアは、CAD/JPY以外にもあります。
マネースクエアで扱っている通貨ペアの中では、CAD/JPY以外にも、NZD/USD、EUR/JPY、AUD/JPY、AUD/USD、NZD/USDの5通貨は、長期的にレンジ相場だと、ココは認識しました。
なので、これらの5つの通貨ペアをトラリピで稼働させています。
トラリピ用の通貨ペアとして最も大事なことは、レンジ相場を形成していることであり、CAD/JPYはそれに当てはまることです。
次に理由の②番目に上げた、ボラティリティについて書きます。
望ましいボラティリティとは、大きくもなく、小さくもなく、適度な大きさのボラティリティです。
適度というのが非常に難しい
たとえレンジ相場であっても、ボラティリティが小さすぎる場合は、極端な場合は変動幅がスプレッド差より小くなってしまい、手数料負けしてしまうからです。
そこまではいかなくとも、1回の取引に占める手数料の割合が多いと、利益率が下がるので面白くありません。
逆に、ボラリティが大きすぎて、一気にレンジ外にピョコピョコはみ出してしまうような、やんちゃすぎる通貨ペアは駄目です。
レンジ内で、元気いっぱいに乱高下してくれる状態が理想となります。
そうは言っても、そんな理想的な動きをする通貨ペアは実際には無いです。また、どの期間をとるかによっても、ボラティリティは変わります。
実際には、理想どおりの都合の良いボラリティとなっている通貨ペアはなかなか存在しませんが、CAD/JPYはレンジ幅に対する変動幅が比較的大きな通貨ペアで、適度なボラティリティだと思います。
そして、CAD/JPYをおすすめする理由の③番目と④番目に、ようやく、よく見かける売り文句がきます(笑)。
理由の第③位に上げたのは、CAD/JPYペアのスプレッドが小さいことです。
まずスプレッドとは、売り/買いの取引の度にFX業者に支払う手数料みたいなものです。当然、手数料は少ない方がいいです。
スプレッドは取引のページに行けば確認できます。
例えば下の図のように、通貨ペア毎に必ず2つのレートが表示されています。
これは、その通貨ペアを売る場合と買う場合で値段が異なることを意味します。
そして、この値段差すなわちスプレッドがFX業者の利益になります。
このスプレッドは1通貨当たりなので、1,000通貨当たりでは、0.02円×1,000=20円となります。
人によってはスプレッドが小さいことをとても重視します。なぜなら、スプレッドは単純に売買コストであり、コストを抑えることは投資で負けないための重要な要素だからです。
重要な要素にもかかわらず、敢えて③番目にしたのは、いくらスプレッドが小さくても、上記①と②を満たしていなければ、トラリピで長期的に安定して利益を積み上げることが難しいからです。
残念ながら、マネースクエアのトラリピは、他のリピート系FXに比べると、売買コストであるスプレッドは、比較的広めです。
これは、マネースクエアが取得した特許により、洗練された自動売買システムを提供しているからです。
スプレッドが広いのは面白くはないですが、これがどうしても気になる人は、他の業者のリピート系FXで、手間を惜しまずメンテナンスすれば、ほぼ同等の取引ができるので、そちらを選ぶ手もあります。
ここからが本題ですが、マネースクエアのトラリピは、他社よりもスプレッドが比較的広めだと書きましたが、この、CAD/JPYペアに関しては、現時点では他のリピート系FXよりもスプレッドが狭いです。
企業側からしたら、利益を削って、他社と差別化するために特色を出していこうという戦略だと思いますが、こうした企業努力はユーザーにとって嬉しいですね。
以上、マネースクエアはスプレッドが比較的広めの中で、このCAD/JPYについては、スプレッドが狭いことが、お勧めの理由③番目です。
なお、今はやっていないですが、マネースクエアでは、過去にスプレッドをほぼ半減キャンペーンをやっていました。
もともとスプレッドの狭いCAD/JPYは、キャンペーン中で更に狭くなることはなかったですが、他の通貨ペアも狭くなっていました。
期間限定でしたが、他のFX業者に浮気されることの抑止力としては、十分効果があったのではないでしょうか。
最後に、④番目のお勧め理由は、現時点では買いレンジにおり、買いのスワップポイントがプラスことです。
トラリピは、基本的に、為替の上げ下げによる差益差を狙った取引なので、スワップポイントは重要なポイントではないと考えています。
そのため、スワップポイントについては、④番目としました。
実際、利益に占めるスワップポイントの割合はそれほど大きくなく、スワップポイントの大小だけの理由でトラリピをやらないという判断をするのは、単なる機会損失です。
ただし、そうは言っても、スワップポイントが大きいと嬉しいですし、マイナスのスワップポイントは気分のいいものではありません。
CAD/JPYでは、買いの場合には、プラスのスワップポイントとなり、逆に売りの場合のマイナススワップポイントが付きます。
マネースクエアのトラリピの特徴として、必要証拠金額を抑えることができるハーフ&ハーフの設定がありますが、売りレンジ内でで長い間滞在すると、その分マイナスのスワップポイントがジリジリと積み重なっていきます。
変動が大きければそれを上回る変動差益を得られるかもしれませんが、それでもどうしてもマイナススワップが気になる人は、売り側のトラリピを敢えて設定しないのも手です。
実際ココは、5通貨ペアのうち、唯一このCAD/JPYはハーフ&ハーフ設定ではなく、買いトラリピのみで運用しています。
理由は、上述の通り、マイナスのスワップポイントを嫌ってのことです。なお、都合の良いことに、現時点では買いレンジにいることもあり、焦って売りレンジの設定をしたり、マイナスのスワップポイントの事を心配したりする必要が無いからです。買いレンジの上限付近に近づいてきた時に売りトラリピを設定するか否かを判断しようと思います。
なマネースクエアは、過去にマイナスのスワップポイントを緩和するキャンペーンをやってました。
現時点ではキャンペーンは終了していますが、マイナスのスワップポイントのマイナス幅を小さくしてくれているので、マイナススワップが付くポジションを保有することの負担が軽減されるのは嬉しいですね。
永続的にやってくれたら、売り側のトラリピも稼働できるんだけどなー
以上、CAD/JPYをおすすめする理由として、本記事では、以下の④つを挙げました。
①レンジ相場である
①適度な価格変動
③スプレッドが狭い
④買いのスワップポイントがプラス
注意点
最後に、トラリピを始めてみようと思っている方向けに、注意事項を書きます。
この記事ではCAD/JPYにフォーカスしているので、CAD/JPYの通貨ペアを例にとって書きましたが、どの通貨ペアでも共通の注意事項で、ココが心がけていることでもあります。
・トラリピの仕組みを理解すること。
・投資資金を全部つっこまないこと。
・できるだけ広いレンジ幅にすること。
・できるだけ複数の通貨ペアで分散すること。
・欲張らないこと。
それでは、健全なトラリピ生活を!
口座開設は無料