投資の始めの第一歩を踏み出したい方に、わかりやすく説明するシリーズ 第1話
当記事はシリーズものです。本シリーズ(投資の第一歩)の全体像はコチラ
第1話は、「なぜ投資しないといけないのか」 について解説します。
投資に興味はあるけど、「ちょっと不安」、「なんで投資をしないといけないの?」って疑問を持つと思います。
本記事では、以下のような疑問について解説します。
「頑張って働いたら、今後給料も上がっていくし、投資なんてしなくても大丈夫だよね?」
「ちゃんと貯金しているし、投資をしなくても将来は安心だよね?」
なぜ投資しないといけないのか
本記事のテーマは、なぜ投資しないといけないのか、です。
本シリーズの対象者
- 資産運用(投資)をしたことがない方
- 資産運用(投資)に興味があるけど、何から手を付けたら良いのかわからない方
頑張って仕事して貯金するだけでは将来の不安は無くならない
頑張って仕事することはとても大事です。また節約・貯金することも大事なことです。
ココの親の世代は、頑張って仕事して、コツコツと貯金しておけば、将来は安泰でした。
でも、残念ながら今の時代は、それだけでは、将来の不安はなくならない時代になりました。
ココがそう思う理由として、ショッキングな事実を2つ紹介します。
1:給与水準は過去20年上がってない
この図は、OECD(経済協力開発機構)加盟国の名目賃金のデータを元に、いくつかの代表的な国をピックアップし、グラフ化したものです。
横軸は年数です。2000年から2019年までの過去20年のグラフです。
縦軸は、各国の2000年度の賃金を100%とした場合の、上昇(下落)率をパーセント表示したものです。
もし200%だったら、2000年よりも名目賃金は2倍になったということです。
残念ながら日本は賃金が全く伸びていないです。
なかなかショッキングなデータですが事実です。
泣ける・・・
2:貯金してもお金はほとんど増えない
いきなりクイズです。
銀行やゆうちょの普通口座に100万円預けたら、1年後に受け取れる利子はいくらでしょう?
正解は、、、
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10円です(金利0.001%の場合)
ここから税金が約20%引かれるので手取りは8円
1970~1980年は、ゆうちょ(当時は郵便局)の貯金の金利は4%を超えていました。
100万円預けておくと、1年後には104万円になりました。
無理して投資をしなくても、コツコツと貯金するだけでお金が増えていた時代です。
残念ながら、今の低金利時代では、「お金を預けているだけ」では、お金は増えません。
ツライ・・・
働いても給料は増えないし、貯金してもお金は増えない、となると、将来の漠然とした不安を抱くのは当然のことですよね。
となると、投資は怖いとか、よく分からないからやめておこう、、とか言ってられません。
将来の不安を取り去るためには、ちゃんと投資の勉強をして、自分で自分のお金を増やしていかなければならない時代なのです。
なんか大変な時代だなー
でも、今は投資初心者が投資を始めるには、とても恵まれた環境なのです。
投資で億万長者になりたいのなら、相当なリスクを取る必要があるし、投資の勉強も相応に必要になります。運も必要です。
でも、老後に困らないぐらいのお金を投資で蓄えることは、実は、それほど難しいことではありません。
特に若いうちに始める程、有利になります。
今回は以上です。
今回は投資をしなければならないという、消極的理由を説明しました。
次回は、投資の優遇制度について説明します。
今は、昔と違って、こんなに優遇された投資環境が用意されているのに、投資をしないのはモッタイナイよ、という話です。
つまり投資をする積極的理由について説明します。
オトクな話は大好きです!
本記事のポイント
最後に本記事のポイントのまとめです。
・日本の賃金は他国に比べ伸びていない。
・貯金しても利子はほとんどつかない時代である。
将来の不安を取り去るために、
投資の勉強をして、自分で自分のお金を増やしていきましょう!