投資の始めの第一歩を踏み出したい方に、わかりやすく説明するシリーズ 第2話
当記事はシリーズものです。本シリーズ(投資の第一歩)の全体像はコチラ
この第2話は、「なぜ投資した方がいいのか」 について解説します。
投資を始める前にぜひとも知っておきたい、税金のはなしです。
「投資して儲けたら税金を払わないといけないの?」
「税金を払わなくても良い方法って無いの?」
こういった疑問に答えていきます。
本シリーズの対象者
- 資産運用(投資)をしたことが無い方
- 資産運用(投資)に興味があるけど、何から手を付けたら良いのかわからない方
シリーズの一番最初の記事 から順に読んでいけば、投資を始めるのに必要な知識が身につくと思います。
なぜ投資した方がいいのか
本記事のテーマは、なぜ投資した方がいいのか、です。
前記事(第1話) では、なぜ投資しないといけないのか、その消極的理由を説明しました。
投資は怖いとか、よく分からないからやめておこう、、とか言ってられない時代、つまり、
日本の賃金は増えていない
貯金の利子もごくわずか
働いて貯金するだけではお金は増えない
ということを説明しましたね。
消極的な話だけだと、ゲンナリするので、今回の記事は、投資したらこんなメリットがあるよ、こんな優遇制度があるよ、という話です。
投資してみたいかも、と思えるような内容です。
投資初心者にとって恵まれた環境と制度とは?
納税の義務
投資のメリットを理解するために、まず税金の話からはじめます。
日本ではお金を儲けた時には、税金を収める必要があります。
これは株などの投資で儲けた場合だけではありません。
所得に対して課税されるので、例えば、貯金の利子であっても所得なので、利子に対しても税金を払わなければなりません。
第1話で勉強したね
税法の細かいことを今、覚える必要はありません。
今回は、所得に対し約20%課税されるということだけ、覚えておきましょう。
例えば、100万円儲けたら、20万円税金を支払わなければならないということです。
泣ける・・・
でも、投資で儲けても、税金を払わなくて良い方法があるのです!って聞いたらどう思いますか?
もちろん違法な脱税ではありませんよ。
違法どころか、国が、投資をして儲けても、税金を払わなくても良いという仕組み(制度)を作ってくれているんです。
日本政府お墨付きの非課税制度
非課税制度のiDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)って?
投資をして儲けても、税金を払わなくても良いという優遇制度、それがiDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)、と呼ばれる制度です。
例えば、株で投資を儲けたら、利益に対して20%の税金がかかるということを、さきほど説明をしました。
でも、iDeCo(イデコ)とNISA(ニーサ)の制度の投資で得た利益に対しては、税金を支払わなくていいのです。
100万円儲けても、税金はゼロ
はっきりいって、こんなオトクな制度、使わないのはモッタイナイです。
ココが投資を始めた頃は、こんなに素晴らしい制度は無かったです。
iDeCoは、個人型確定拠出年金という意味で、老後のためのお金づくりの制度です。
非課税という優れた特典が得られますが、老後の年金のための制度なので、原則60歳になるまで途中解約できません。
iDeCoは老後のためという、明確な目的と制約があるのに対し、NISAにはありません。
つまり、特に目的がなくてもいいし、子どもの学資積み立て用とか、家の購入のため、など、様々な目的に活用でき、いつでもお金が必要になったら解約できます。
iDeCoとNISAはどちらも優れた制度なので、両方するのがおすすめです。
でも、どちらか一つをオススメするなら、ココはまず、NISAの方がおススメです。
なぜなら、iDeCoは原則、解約できません。でもNISAはいつでも解約ができるからです。
これから投資を始める人にとって、先のことなんて分からないですよね?
であれば、解約の自由度が高いということは、重要なポイントだと思います。
まずNISAで投資の知識を身につけてから、余力があればその時iDeCoを始めても遅くはありません。
投資は逃げません。焦ってする必要はありません。
今回はここまでです。次回の第3話ではNISAについて更に詳しく解説します。
NISAのしくみがバッチリ分かるよ
本記事のポイント
最後に本記事のポイントのまとめです。
・投資で儲けた利益に対して通常は20%課税される。
・課税されないiDeCoやNISAという非課税制度がある。