アラフィフ主婦のFXトラリピ 2020年1月度実績を公開!
アラフィフ主婦のブログ管理人ココは、2019年1月からマネースクエアのトラリピを始め、そしてちょうど1年が経ちました。
トラリピとは、FXの自動売買手法です。
一度取引ルールを設定してしまえば、設定したルールに従って24時間・自動でココの代わりにトレードしてくれます。
2019年1月~ CAD/JPY 資金100万円
2019年1月~ NZD/USD 資金100万円
2019年2月~ EUR/JPY 資金120万円
2019年2月~ AUD/JPY 資金50万円
2019年2月~ AUD/USD 資金100万円
ココはこの5通貨ペアを口座に570万円投入し運用しています。
ロスカットされないようにかなりリスクを抑えた設定としています。
ココは基本的に毎週日曜日にトラリピ口座をチェックし、トラリピの週次実績を毎週日曜日に tweetしています。
本記事は、2020年1月度のトラリピ実績を公開します。集計期間は、2020/1/6~2020/2/2です。
2020年1月度のトラリピ運用実績
全通貨ペアのトータル1月度の実績は以下の通りでした。
確定利益: 8,492円(先月比-6,108円)
累計確定利益:191,251円(2019/1/26~)
評価損益: -175,444円(先月比-10,2060円)
ココが運用しているトラリピ5通貨ペアの1月度分の実績を表にすると以下の通りです。
ココがトラリピを始めてから54週目になりました。
今月の確定利益は8,492円でした。
これは先月よりも6,108円も少なかったです。まぁそういう月もあるでしょう。
1月末時点の評価損益(含み損)は-175,444 円でした。これは先月度末の-73,384円に対して約10万円も増えてしまいました。
トラリピの含み損はその仕組み上、避けられないものです。なぜなら、含み損が将来の利益に変わることを期待した手法だからです。
だから、含み損があることは気にしません。むしろチマチマ溜め込むぐらいならガツンと下がって、また上昇してくれればトラリピ的には利益率が上がって好都合なぐらいです。
そして、現時点では評価損益(-175,444円)に対して、累計確定利益(191,251円)の方が、わずかに大きいです。
仮に今ポジションを全部クローズした場合の現実損益は、15,807円(税引前)になるということです。
ただし、ココは今のところは全ポジションをクローズするつもりはないので、あくまで計算上の話です。
トラリピは長期運用前提です
下図は稼働開始後から1月度末までの各通貨ペアの月間推移グラフです。
トータル利益は右肩上がりですが、含み損は夏から年末にかけて吐き出していったが、また溜め込む時期になっているように見えます。
トラリピの特徴として含み損をかかえるのは避けられないのです。
レンジ形成している通貨ペアを選択していれば、一時的に含み損が増えることがあっても一方的に増え続けることないはずです。
含み損が増えてもがっかりすることなく、むしろ利益に転換されるのを首を長くして待つとしましょう。
1月度末の口座状況です。
1月度末時点の実質レバレッジは0.74倍、証拠金維持率は3,419%でした。
証拠金維持率は、先月度末の4,853%から3,419%に上がりました。実質レバレッジは、先月度末の0.52倍から0.74倍に上がりました。
ポジションが増えて含み損も増えたため、証拠金維持率は下がりましたが、ココのトラリピ設定はかなりリスクを抑えた設定となっているので、まだ3,000%以上です。全く心配ないレベルだと思います。
稼働開始時に、もし仮に全ての通貨ペアの設定が約定した場合でも、その時の実効レバレッジは3.69倍、証拠金維持率は677%となるような低リスク設計にしています。
一つの目安として、万が一リーマンショック級の暴落が来ても耐えられるような設定としました。
加えて、これまでに確定した利益は今のところ再投資していません(複利運用していない)。なので実際にはさらに強制ロスカットラインは下がっています。
低リスクだけど、利益率が低いのがネックだね
念のため補足しますが、レバレッジや証拠金維持率の実績を当ブログに公開していますが、これらの値そのものでリスク管理をしていません。
トラリピ稼働開始前に、各通貨ペアの為替レートの強制ロスカットラインをどこに設定するかでリスクを管理しています。
そうすることで、いったん稼働させてしまえば、日々の値動きに一喜一憂しなくて済みます。
ココが思う、トラリピのようなレンジ固定型のリピート系FXが、ループイフダンのような 為替レート追従型のリピート系FXと比較して優れていると思うところは、強制ロスカットラインを稼働前に算出できるということです。
このように、トラリピはリスク管理が容易ですが、利益については為替の値動き次第なので、ココは管理することはできません。
昨年は特に為替変動が小さかった年でした。トラリピ派の方は利益を出しにくい年だったかと思います。
利益はコントロールできない以上、とにかくロスカットされないように淡々と稼働させるのがトラリピだと思います。
各通貨ペアの状況
次に各通貨ペア毎の状況です。
トラリピCAD/JPY
ココのトラリピCAD/JPYペアの稼働後の週次推移です。
CAD/JPYペアのトラリピは、稼働後から順調に安定して利益を出してくれて、トラリピ向きの通貨ペアだと思います。
CAD/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
ココのトラリピCAD/JPYは、ハーフ&ハーフ設定ではなく、買いトラリピのみ稼働させています。
チャートで見ると、執筆時点のレートは81.8円付近と、買いレンジボトムの中央より少し上の位置にいます。
稼働開始時の想定ロスカットラインは、62.17円なので、まったく心配ないです。
CAD/JPYの買いトラリピは、下図のようにプラスのスワップポイントなので、ポジションを抱えていても安心できるのがいいですね。
1月末時点で、トラリピの1万通貨当たりのCAD/JPYの買いと売りのスワップポイントはそれぞれ、+3円と-53円でした。先月度から変更はありませんでした。
参考までに、トラリピのライバルであるトライオートFXでは、それぞれ+30円、-50円でした。
2019/1末時点では、トラリピはトライオートFXに比べて買いポジションのスワップポイントが10倍も異なります。
トラリピは基本的に為替変動利益を狙うもので、スワップはオマケ的なものだと思っています。
でもポジションを長らく持っていると、スワップはチリツモなので、多いに越したことはありませんが、10倍も開きがあるのは流石に残念です。
また、売りのスワップポイントは-53円と更に残念な値です。
ココはハーフ&ハーフ設定は断念し、買いトラリピだけを稼働させています。
CAD/JPYの設定の詳細です。
トラリピNZD/USD
ココのトラリピNZD/USDペアの稼働後の推移です。
NZD/USD大きく含み損を増やしました。
NZD/USDは、ドルストレートペアなので、クロス円ペアと合わせて稼働させることで、通貨ペア分散によるリスク低下をねらったものです。
残念ながらNZD/USDは、現時点ではリスク低下どころか足を引っ張っている通貨ペアです・・・
足を引っ張っている理由は2つ。含み損が多いことと、マイナススワップです。
現在NZD/USDは買いトラリピのゾーンにいるのですが、買いポジションのマイナススワップが1月末時点で-67円/日/1万通貨です。
ポジションが増える度に、日々のマイナススワップが蓄積されて利益を奪っていきます。
NZD/USDは年末のピークから単純に下落傾向であり、利益確定されずに下落しているので、特に厳しいです。
トラリピのライバルであるトライオートFXのスワップポイントは-32円/日/1万通貨と、トラリピの半分でしかありません。
トラリピのスワップは他社より悪い...
NZD/USDの月足チャートとココのトラリピ設定です。
NZD/USDチャートを見ると、NZD/USDのレートは執筆時点で0.64USD付近です。
設定時のロスカットラインは0.494USDなので、現在のレート付近では全く心配ないと思います。
レンジ形成している通貨ペアであり、ココのトラリピポートフォリオ上では、貴重なドルストレートペアです。
トラリピは長期目線でやるべきですが、この1ヶ月でみると、0.67USD→0.64USDへと単調下落しているので、利確もなくマイナススワップだけ増えていくという、悲惨な状況です。
クロス円ペア下落時のリスクヘッジとして運用を続けたいんですが、相場は思ったとおりには動いてくれませんね。
NZD/USDの設定の詳細です。
トラリピEUR/JPY
ココのトラリピEUR/JPYペアの稼働後の推移です。
ちょうどハーフ&ハーフ付近にいることからほぼ含み損なしに利益を出してくれるありがたい通貨ペアです。
EUR/JPYペアはココのトラリピにおける超優等生ペアです。
しかし、12/22に買いトラリピを解除し、ハーフ&ハーフ設定をやめて、売りトラリピのみを引き続き稼働させることに変更しました。
理由はコレ↓です。
表にあるとおり、買いポジションを持った時のスワップポイントがあまりにも悪いからです。
1月末時点のトラリピでのEUR/JPYの買いと売りのスワップポイントはそれぞれ、-75円/日/1万通貨と+5円/日/1万通貨でした。
参考までに、トラリピのライバルであるトライオートFXでは、それぞれ-27円と+2円でした。
2020/1末時点では、トラリピはトライオートFXに比べてEUR/JPYの買い・スワップは、大きく引き離されています。
ハーフ&ハーフさせる気ないな
EUR/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
EUR/JPYのチャートを見ると、EUR/JPYのレートは執筆時点で120.2円付近です。稼働開始時の想定ロスカットラインは149円なので、現在のレート付近では全く心配ないと思っています。
むしろ、これ以上レートが下がると売りレンジ下限をはみ出てしまい、ポジションを持たなくなってしまうので、機会損失状態となります。
EUR/JPYの初期設定の記事はコチラ。
トラリピAUD/JPY
ココのトラリピAUD/JPYペアの稼働後の推移です。
ココのトラリピAUD/JPYは、他の通貨ペアに比べて低空飛行中です。
AUD/JPYの設定レンジ幅は、他の通貨と同様に過去19年の値動きを元に広いレンジ幅設定をしています。
そして他の通貨ペアは約100万円の資金を割り当てていますが、このAUD/JPYだけは50万円と、半分の資金しか投入していません。
そのためか、トラップ間の幅が広く、なかなかトラップに引っかからないようです。
AUD/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
AUD/JPYのチャートを見ると、AUD/JPYのレートは執筆時点で72.5円付近です。
稼働開始時の想定ロスカットラインは57円なので、現在のレート付近では全く心配ないと思います。
ただ、月初から3円以上も下げてきており、今後70円割れすることも十分ありえるかと思います。
稼働開始時の想定ロスカットライン57円にはまだまだ遠いものの、今後は買いレンジ下限の69.8円を下回る可能性も十分あるかと思います。
AUD/JPYの設定記事です。
AUD/JPYの利益幅変更の記事です。
トラリピAUD/USD
ココのトラリピAUD/JPYペアの稼働後の推移です。
ココのトラリピAUD/USDは、NZD/USDやAUD/JPYと同じく低空飛行中です。
更に悪いことに、ココのトラリピAUD/USDペアは、NZD/USDと同様に、現在は買いレンジにいるため、ポジションを持っていると日々マイナススワップが加算されていきます。
このように、1月末時点のトラリピでのAUD/USDの買いと売りのスワップポイントはそれぞれ、-79円/日/1万通貨と+18円/日/1万通貨でした。
参考までに、トラリピのライバルであるトライオートFXでは、それぞれ-43円と+11円でした。
2020/1末時点では、トラリピはトライオートFXに比べてAUD/USDの買いポジションのスワップは、大きく引き離されています。
差がエグいね...
AUD/USDの月足チャートとココのトラリピ設定です。
AUD/USDのチャートを見ると、AUD/USDのレートは執筆時点で0.668USD付近です。
稼働開始時の想定ロスカットラインは0.408USDなので、現在のレート付近では全く心配ないと思います。
トラリピは長期目線でやるべきですが、NZD/USDと同じく単調下落相場であるため、利確もなくマイナススワップだけ増えていくという、悲惨な状況です。
クロス円ペア下落時のリスクヘッジとして運用を続けたいので、オセアニア勢の今後の活躍に期待したいです。
AUD/USDの設定の記事です。
AUD/USDの利益幅変更の記事です。
トラリピ各通貨ペアの設定と今後の戦略
トラリピ各通貨ペアの設定
トラリピの各通貨ペアの設定内容とその設定根拠は以下のリンクから確認できます。
トラリピ今後の戦略
退場せずにトラリピを1年継続することができました。
かなり低リスクな設定にしたこと、昨年はかなり穏やかな相場だったので、ロスカットするかもという心配はまったく無かったです。
確定利益の年利換算は3.2%なので、銀行に預けるよりはマシです。
また、実際にトラリピで投資をしていくなかで、いくつかの課題も見えてきました。
トラリピは取引手数料は無料ですが、他のFX業者と比較してみると、スプレッドやスワップを含む隠れコストが大きいです。
マネースクエアのトラリピは、設定がとても簡単で、稼働後もほぼほったらかしにできるのでとても楽なので気に入っています。
楽ですが、コストが気になってきたので、他の手法も調べてみたという記事はコチラ。
手間をいとわないのであれば、手動もしくは半自動でトラリピ風の取引を低コストで実施できる見込みです。
ココは実際に、マネパの連続予約注文を用いた半自動トラリピを実験的に始めてみたという記事はコチラ。
手間が掛かるのは嫌だけど、スワップは気になるという方は、インヴァスト証券のトライオートFXであれば、実質的にトラリピとほぼ同じ設定が可能なので、こちらを選択するのもありかと思います。
2020年は、基本は現在の路線をそのまま継続します。たた、マイナススワップの醜いNZD/USDペアとAUD/USDペアは何らかのテコ入れが必要だと思っています。ある程度戻ったら損切も視野に入れています。
以上、ココのトラリピ1月度の実績でした。
・分散投資
・低レバレッジ運用
・長期投資
・欲張らない