アラフィフ主婦のFXトラリピ 2020年2月度実績を公開!
コロナショックにより、株も為替も阿鼻叫喚中ですが、果たしてココの2月度のトラリピ実績はどうだったのでしょうか?
結論から言うと、含み損がかなり増えました。でもココのトラリピ設定はリーマン級の暴落がきても耐えられる低リスク設定にしているので、この程度の含み損では全く心配する程ではありません。今後も淡々と資産運用していきます。
トラリピとは、FXの自動売買手法です。
一度取引ルールを設定してしまえば、設定したルールに従って24時間・自動でココの代わりにトレードしてくれます。
2019年1月~ CAD/JPY 資金100万円
2019年1月~ NZD/USD 資金100万円
2019年2月~ EUR/JPY 資金120万円
2019年2月~ AUD/JPY 資金50万円
2019年2月~ AUD/USD 資金100万円
ココはこの5通貨ペアを口座に570万円投入し運用しています。
ロスカットされないようにかなりリスクを抑えた設定としています。
・分散投資
・低レバレッジ運用
・長期投資
・欲張らない
ココは基本的に毎週日曜日にトラリピ口座をチェックし、トラリピの週次実績を毎週日曜日に tweetしています。
本記事は、2020年2月度のトラリピ実績を公開します。
集計期間は、2020/2/3~2020/2/29です。
2020年2月度のトラリピ運用実績
全通貨ペアのトータル2月度の実績です。
確定利益: 14,935円(先月比6443円)
累計確定利益:206,186円(2019/2/3~)
評価損益: -322,912円(先月比-147,468円)
ココが運用しているトラリピ5通貨ペアの2月度分の実績です。
ココがトラリピを始めてから58週目になりました。
今月の確定利益は14,935円
先月比+6,443円でした。
しかし、2月末時点の評価損益(含み損)は-322,912円でした。これは先月度末の-¥175,444に対してさらに約15万円も増えてしまいました。
トラリピの含み損はその仕組み上、避けられないものです。なぜなら、含み損が将来の利益に変わることを期待した手法だからです。
下図は稼働開始後から2月度末までの各通貨ペアの月間推移グラフです。
トータル確定利益は右肩上がりですが、含み損は今年に入ってから増え続けています。コロナショックの影響で、更に増えるかもしれません。
しかし、トラリピの特徴として含み損をかかえるのは避けられないのです。
レンジ形成している通貨ペアを選択していれば、一時的に含み損が増えることがあっても一方的に増え続けることないはずです。
含み損が増えらからといって一喜一憂することなく、むしろ利益に転換されるのを首を長くして待つとしましょう。
2月度末の口座状況です。
2月度末時点の実質レバレッジは1.02倍、証拠金維持率は2.472%でした。
証拠金維持率は、先月度末の3,419%から2,472%に上がりました。
実質レバレッジは、先月度末の0.74倍から1.02倍に上がりました。
ポジションが増えて含み損も増えたため、証拠金維持率は下がりました。とは言え、ココのトラリピ設定はかなりリスクを抑えた設定となっているので、まだレバレッジは1.02倍です。これは全く心配ないレベルです。
稼働開始時に、もし仮に全ての通貨ペアの設定が約定した場合でも、その時の実効レバレッジは3.69倍、証拠金維持率は677%となるような低リスク設定にしています。
一つの目安として、万が一リーマンショック級の暴落が来ても耐えられるような設定としました。
加えて、これまでに確定した利益は今のところ再投資していません(複利運用していない)。なので実際にはさらに強制ロスカットラインは下がっています。
低リスクだけど、利益率が低いのがネックだね
念のため補足しますが、レバレッジや証拠金維持率の実績を当ブログに公開していますが、これらの値そのものでリスク管理をしていません。
トラリピ稼働開始前に、各通貨ペアの為替レートの強制ロスカットラインをどこに設定するかでリスクを管理しています。
そうすることで、いったん稼働させてしまえば、日々の値動きに一喜一憂しなくて済みます。
ココが思う、トラリピのようなレンジ固定型のリピート系FXが、ループイフダンのような 為替レート追従型のリピート系FXと比較して優れていると思うところは、強制ロスカットラインを稼働前に算出できるということです。
このように、トラリピはリスク管理が容易ですが、利益については為替の値動き次第なので、ココは管理することはできません。
利益はコントロールできない以上、とにかくロスカットされないように淡々と稼働させるのがトラリピだと思います。
各通貨ペアの状況
次に各通貨ペア毎の状況です。
トラリピCAD/JPY
ココのトラリピCAD/JPYペアの稼働後の週次推移です。
CAD/JPYペアのトラリピは、稼働後から順調に安定して利益を出してくれて、トラリピ向きの通貨ペアだと思います。2月はかなり含み損が増えました。昨年8月の含み損に比べればまだマシですね。
CAD/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
ココのトラリピCAD/JPYは、ハーフ&ハーフ設定ではなく、買いトラリピのみ稼働させています。
チャートで見ると、2月末時点の為替レートは80.2円付近と、円高が進んでいます。
でも稼働開始時の想定ロスカットラインは、62.17円なので、まったく心配ないです。
CAD/JPYの買いトラリピは、下図のようにプラスのスワップポイントなので、ポジションを抱えていても安心できるのがいいですね。
2月末時点で、トラリピの1万通貨当たりのCAD/JPYの買いと売りのスワップポイントはそれぞれ、+3円と-53円でした。先月度から変更はありませんでした。
参考までに、トラリピのライバルであるトライオートFXでは、それぞれ+35円、-50円でした。
2019/2末時点では、トラリピはトライオートFXに比べて買いポジションのスワップポイントが10倍以上も異なります。
トラリピは基本的に為替変動利益を狙うもので、スワップはオマケ的なものだと思っています。
でもポジションを長らく持っていると、スワップはチリツモなので、多いに越したことはありませんが、10倍も開きがあるのはさすがに残念です。
また、マネースクエアでは買いのスワップポイントが低い割には、売りのスワップポイントは-53円と、インヴァスト証券のトライオートFXの-50円よりも更に悪く、トラリピの特徴であるハーフ&ハーフにするには躊躇するスワップポイントです。
ココはハーフ&ハーフ設定は断念し、買いトラリピだけを稼働させています。
ココのCAD/JPYのトラリピ設定の詳細はコチラ
トラリピNZD/USD
ココのトラリピNZD/USDペアの稼働後の推移です。
含み損絶賛拡大中...
NZD/USDは、ドルストレートペアなので、クロス円ペアと合わせて稼働させることで、通貨ペア分散によるリスク低下をねらったものです。
残念ながらNZD/USDは、現時点ではリスク低下どころか足を引っ張っている通貨ペアです・・・
足を引っ張っている理由は2つ。含み損が多いことと、マイナススワップです。
含み損はトラリピの性質上しかたがないのですが、深刻なのはマイナススワップの方です。
現在NZD/USDは買いトラリピのゾーンにいますが、買いポジションのマイナススワップが2月末時点で-67円~-68円/日/1万通貨です。
ポジションが増える度に、日々のマイナススワップが蓄積されて、ダブルパンチ状態です。
NZD/USDは年末のピークから単純に下落傾向であり、利益確定されずに下落しているので、特に厳しいです。
トラリピのライバルであるトライオートFXのスワップポイントは-31円/日/1万通貨と、トラリピの半分以下でしかありません。
トラリピのスワップは他社より悪い...
NZD/USDの月足チャートとココのトラリピ設定です。
NZD/USDチャートを見ると、NZD/USDのレートは、2020/2末時点で0.62USD付近です。
設定時のロスカットラインは0.494USDなので、現在のレート付近では全く心配ないと思っています。
レンジ形成している通貨ペアであり、ココのトラリピポートフォリオ上では、貴重なドルストレートペアです。
今年に入ってから、ずっと下げ基調できたNZD/USDなので、そろそろ反発して含み損を利益に転換して欲しいものです。
ココNZD/USDのトラリピ設定の詳細はコチラ
トラリピEUR/JPY
ココのトラリピEUR/JPYペアの稼働後の推移です。
為替レートがちょうどココが設定したハーフ&ハーフ付近でウロウロしていたので、ほぼ含み損なしに利益を出してくれるという、ありがたい通貨ペアです。
EUR/JPYペアはココのトラリピにおける超優等生ペアです。
しかし、ユーロが弱含みする中で、EUR/JPYが買いトラリピゾーンに入ることが多くなってきました。
ココは、12/22に買いトラリピを解除し、ハーフ&ハーフ設定をやめて、売りトラリピのみを引き続き稼働させることに変更済みです。
理由はコレ↓です。
表にあるとおり、買いポジションを持った時のスワップポイントがあまりにも悪いからです。
2月末時点のトラリピでのEUR/JPYの買いと売りのスワップポイントはそれぞれ、-75円/日/1万通貨と+5円/日/1万通貨でした。
参考までに、トラリピのライバルであるトライオートFXでは、それぞれ-27円と+2円でした。
2020/2末時点では、トラリピはトライオートFXに比べてEUR/JPYの買い・スワップは、約3倍も大きく引き離されています。
トラリピはハーフ&ハーフさせる気ないのかな?
EUR/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
EUR/JPYのチャートを見ると、EUR/JPYのレートは執筆時点で118.6円付近です。稼働開始時の想定ロスカットラインは149円なので、現在のレート付近ではロスカットされる心配は全く無いです。
むしろ、売りレンジ下限をはみ出てしまい、買いポジションに入ってしまったので、ポジションゼロの機会損失状態です。
上述の通り、マネースクエアのマイナススワップが他社よりもかなり分が悪いので、EUR/JPYは買いポジションでトラリピは稼働させません。
ココのEUR/JPYのトラリピの初期設定の記事はコチラ
ところで、ココは、マネーパートナーズの連続予約注文という機能を使った、いわゆる半自動トラリピをやっています。
マネーパトナーズのFX(nano)のEUR/JPYの買いポジションにおけるスワップポイントは、-20円/日/1万通貨です。これはインヴァスト証券のトラリピはトライオートFXの-27円よりも更に小さく、トラリピの-75円とは比べるまでもありません。
この程度のマイナススワップであれば、為替変動利益のメリットの方が上回ると考えています。
マネーパートナーズの方では、ハーフ&ハーフの設定で、売りと買いの両レンジを稼働させています。
マネースクエアの本家トラリピと、マネーパートナーズの半自動トラリピ、はたしてどちらが稼げるのか、現在実験中です。その結果もブログで公開しています。
トラリピAUD/JPY
ココのトラリピAUD/JPYペアの稼働後の推移です。
ココのトラリピAUD/JPYは、他の通貨ペアと同様に含み損を増やし、低空飛行中です。
AUD/JPYの設定レンジ幅は、他の通貨と同様に過去19年の値動きを元に広いレンジ幅設定をしています。
そして他の通貨ペアは約100万円の資金を割り当てていますが、このAUD/JPYだけは50万円と、半分の資金しか投入していません。
そのためか、トラップ間の幅が広く、なかなかトラップに引っかからないようです。
AUD/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
AUD/JPYのチャートを見ると、AUD/JPYのレートは2月末時点で69.5円付近です。
とうとう70円を割っちゃいました。ココのAUD/JPYのトラリピ買いレンジの下限は68円です。この下限も割ってしまう可能性が見えてきました。
ただ、トラリピ稼働開始時の想定ロスカットラインは57円なので、強制ロスカットされる心配はまだないと思っています。
買いレンジ下限を割ったときに、資金を追加投入して買いレンジを広げるかどうかは考え中です。
ココのAUD/JPYのトラリピ設定詳細はコチラ
そしてAUD/JPYの利益幅変更の記事はコチラ
トラリピAUD/USD
ココのトラリピAUD/JPYペアの稼働後の推移です。
コチラも含み損絶賛拡大中...
更に悪いことに、ココのトラリピAUD/USDペアは、NZD/USDと同様に、現在は買いレンジにいるため、ポジションを持っていると日々マイナススワップが加算されていきます。
2月末時点のトラリピでのAUD/USDの買いと売りのスワップポイントはそれぞれ、-79円/日/1万通貨と+18円/日/1万通貨でした。
参考までに、トラリピのライバルであるトライオートFXでは、それぞれ-43円と+11円でした。
2020/2末時点では、トラリピはトライオートFXに比べてAUD/USDの買いポジションのスワップは、大きく引き離されています。
差が大きすぎる...
AUD/USDの月足チャートとココのトラリピ設定です。
AUD/USDのチャートを見ると、AUD/USDのレートは2月末時点で0.644USD付近でした。
下落基調が続いていますが、稼働開始時の想定ロスカットラインは0.408USDなので、現在のレート付近では全く心配ないと思います。
NZD/USDと同じく単調下落相場であるため、利確もなくマイナススワップだけ増えていくという、悲惨な状況です。
しかし、長期レンジでみればどこかで切り替えしてくるはずなので、今は耐える時期です。
ただ、ポジション増加に含み損は気にならないのですが、やはりマイナススワップのボディーブローは気になります。
クロス円ペア下落時のリスクヘッジとして運用を続けたいので、オセアニア勢の今後の活躍とマネースクエアのマイナススワップ見直しに期待したいです。
ココのAUD/USDのトラリピ設定の詳細はコチラ
AUD/USDの利益幅変更の記事です。
トラリピ各通貨ペアの設定と今後の戦略
トラリピ各通貨ペアの設定
トラリピの各通貨ペアの設定内容とその設定根拠は以下のリンクから確認できます。
トラリピ今後の戦略
コロナショックで株価も為替も荒れた月でした。今後も更に影響が出てくると思います。
ココの設定では、リーマンショック級の暴落がきても耐えられる設定にしています。
この程度の下落では、全く心配ない状況です。
とはいえ、さらなる下落もあるでしょうから、退場せずにトラリピを継続できるように、自分の資産を守っていきます。
どんな相場になっても、生き残り続けることが大切です。
ところで、ココはFX以外にも、NISA口座で投資信託やETFの投資運用をしています。
以上、ココのトラリピ2月度の実績でした。
大勝ちを狙わず、退場しないことを優先
そのために、
・分散投資(リスクの分散)
・低リスク運用(欲張らない)
ことを心がけています。
また、短期目線ではなく、長期投資で複利の力を最大限に活かすことも心がけています。