アラフィフ主婦のFXトラリピ 2020年4月度実績を公開!
コロナショックによる暴落にも耐えられることが実証
本記事では、ココの4月度のトラリピ実績を公開します。
3月度はコロナショックで含み損がワースト記録を更新しました。
でも、ココのトラリピ設定は低リスク設定なので、追加資金を投入しなくてもロスカットされませんでした。
4月度の含み損は先月比で29%縮小され、為替は落ち着いた相場に戻ってきつつあります。
トラリピとは、FXの自動売買手法です。
一度取引ルールを設定してしまえば、設定したルールに従って24時間、自動でココの代わりにトレードしてくれます。
CAD/JPY 資金100万円
NZD/USD 資金100万円
EUR/JPY 資金120万円
AUD/JPY 資金50万円
AUD/USD 資金100万円
ココはこの5通貨ペアを口座に570万円投入し運用しています。ロスカットされないようにかなりリスクを抑えた設定にしています。
・通貨分散
・低レバレッジ運用
・長期投資
・欲張らない
ココは基本的に毎週日曜日にトラリピ口座をチェックし、トラリピの週次実績を毎週日曜日に tweetしています。
本記事は、2020年4月度のトラリピ実績を公開します。
集計期間は、2020/4/6~2020/5/3です。
2020年4月度のトラリピ運用実績
全通貨ペアのトータル4月度の実績は以下の通りでした。
確定利益: 16,135円
累計確定利益:290,635円
評価損益: -551,494円
ココが運用しているトラリピ4月度分の実績を表にすると以下の通りです。
ココがトラリピを始めてから67週目になりました。
今月の確定利益は16,135円
先月が+68,314円だったので、すっかり平常時に戻ってしまったようです。
評価損益(含み損)は、3月末時点の-734,183円から-551,494円と若干回復しました。
一安心
トラリピの含み損はその仕組み上、避けられないものです。なぜなら、含み損が将来の利益に変わることを期待した手法だからです。
下図は稼働開始後から4月度末までの各通貨ペアの月間推移グラフです。
含み損は過去最高(最悪)の先月から、CAD/JPY以外は軒並み減少しています。先月ピーク時には合計-113万円まで達していたので、その時の約半分まで戻ってきました。
含み損が-113万円の時でも証拠金維持率は1,589%でした。
4月末時点ではいくらか戻っていますが、アフターコロナ、ウィズコロナの各国の経済状況のよってはまた一波乱あるかもしれません。
トラリピは、コロナショックのような◯◯ショックの時には、一時的に確定利益が大幅に伸びます。ただし大前提はロスカットされないことです。
ココのトラリピ設定はかなり低リスク設定にしているので、平常時にロスカットされる心配は全くありません。稼働後の確定利益の年利換算は約4%です。
年利を上げるのは簡単で、レンジを狭くするかトラップ本数を多くすればいいです。
でも本数を増やすと、〇〇ショック時のたびにあわてないといけないので、ココの性には合いません。
ということで、ココは今後も、
レンジ形成している通貨ペアを選ぶこと
絶対にロスカットされないようにすること
を維持して、欲張らずにトラリピを継続していきます。
続いて、4月度末の口座状況です。
4月度末時点の実質レバレッジは1.29倍、証拠金維持率は1,942%でした。
証拠金維持率は、先月度末の1,784%から1,942%に若干改善しました。
実質レバレッジは、先月度末の1.42倍から1.29倍に上がりました。
3/19のコロナによる為替ショック時にでも証拠金維持率は1,589%だったので、かなり暴落耐性が高い設定だと思っています。
自画自賛
一つの目安として、万が一リーマンショック級の暴落が来ても耐えられるような設定としていました。そして今回コロナショックによる暴落にも耐えられることが実証できました。
加えて、これまでに確定した利益は今のところ再投資していません(複利運用していない)。よって、実際にはさらに強制ロスカットされるラインは下がっています。
具体的な例を挙げると、稼働開始時点で、仮に全ての通貨ペアの設定が約定した場合に(決済はゼロ)、その時の実効レバレッジは3.69倍、証拠金維持率は677%となるような設定です。
低リスクだけど、利益率が低いのがネックです
なお、レバレッジや証拠金維持率の実績を当ブログで公開していますが、これらの値はトラリピ設定のリスク管理には使わず、実績値データとして示しているだけです。
トラリピ稼働開始前に、各通貨ペアの為替レートがどこまで下がっても(上がっても)強制ロスカットされずに耐えられるか事前に見積もることで、トラリピのリスク管理をおこなっています。
そうすることで、いったん稼働させてしまえば、日々の値動きに一喜一憂しなくて済みます。
ココが思う、トラリピのようなレンジ固定型のリピート系FXが、ループイフダンのような 為替レート追従型のリピート系FXと比較して優れていると思うところは強制ロスカットされる為替レートを稼働前に算出できるということです。
トラリピは、ロスカットされないように設定して基本放置
各通貨ペアの状況
次に各通貨ペア毎の状況です。
まずは、全通貨ペアの週次実績グラフを示します。直近の含み損は、-50万円付近で落ち着きつつあります。
トラリピCAD/JPY
ココのトラリピCAD/JPYペアの稼働後の週次推移です。
CAD/JPYペアのトラリピは、稼働後から順調に安定して利益を出してくれて、トラリピ向きの通貨ペアだと思います。
しかし、4月も含み損は増えていますが、確定利益を積み上げてくれているのはさすがトラリピ学園の優等生です。
CAD/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
ココのトラリピCAD/JPYは、ハーフ&ハーフ設定ではなく、買いトラリピのみ稼働させています。
チャートで見ると、4月は75~77円台で推移しました。ココのCAD/JPYトラリピの買いレンジ下限は69.8円で設定していて、さらに稼働開始時の想定ロスカットラインは、62.17円なので、強制ロスカットされる心配は全くないです。
CAD/JPYの買いトラリピは、3月末時点ではスワップも1円/1万通貨と、かろうじてプラスのスワップポイントだったのですが、4月末時点ではそのスワップポイントもとうとうゼロになってしまいました。
トラリピはスワップ狙いではないので、あまり気にするべきではありませんが、マイナスだと気分的に良くないので最低でもこのゼロラインは死守してほしいところです。
ココのCAD/JPYのトラリピ設定の詳細はコチラ
トラリピNZD/USD
ココのトラリピNZD/USDペアの稼働後の推移です。
含み損が落ち着いてきて一安心
そしてこちらがNZD/USDの月足チャートとココのトラリピ設定です。
かろうじて買いトラリピレンジの下限まで為替レートが戻ってきてくれました。
レンジアウトしてしまうと、いくら為替レートが動いても確定利益につながらないので機会損失です。
稼働時に見積もった強制ロスカットラインは0.494USDなので、ロスカットされる心配はないものの、利益につながらないのは面白くないです。
NZD/USDは、ドルストレートペアなので、クロス円ペアと合わせて稼働させることで、通貨ペア分散によるロスカットリスク低減をねらったものです。
マネースクエアのトラリピは、クロス円の通貨ペアが多いので、ドルストレートペアは通貨分散として貴重な位置づけです。
トラリピNZD/USDの課題のひとつは、マイナススワップです。NZD/USDの買いトラリピのマイナススワップが、4月末時点で-65円/日/1万通貨でした。
これは、FX業者の中でも比較的悪いスワップポイントです。為替レートがガンガン上下に動いて約定しまくってくれれば、マイナススワップによる損失は為替変動利益に対して微々たるものとなり、無視できるレベルです。
しかし、為替レートの値動きが小さい場合や、今回のようにトレンドが発生してポジションが膨らんでいるときには、日々のマイナススワップ損が無視できなくなります。確定利益のほとんどがマイナススワップで吹っ飛んでしまいます。
確定利益がマイナス、もう味わいたくないです
本音を言うと、マイナススワップの醜いNZD/USDペアは、辞めてしまいたいと思うのですが、長期でレンジ形成している通貨ペアであり、ココのトラリピポートフォリオ上では、貴重なドルストレートペアです。
また、レンジ下限で含み損も多いため、ここで切ってしまうとダメージが大きくので、しばらく我慢の日が続きそうです。
ココNZD/USDのトラリピ設定の詳細はコチラ
トラリピEUR/JPY
ココのトラリピEUR/JPYペアの稼働後の推移です。
そしてこちらがEUR/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
EUR/JPYは4月度は、取引ゼロ。ポジションもゼロです。
ハーフ&ハーフの買いレンジに入っているのですが、買いトラリピを停止したためです。
ココがトラリピをはじめてから1年間の間、為替レートが、ちょうどココが設定したハーフ&ハーフ付近でウロウロしていたので、ほぼ含み損なしに利益を出してくれていたという、ありがたい通貨ペアでした。
EUR/JPYペアはココのトラリピにおける超優等生ペアでしたが、ココは、12/22に買いトラリピを解除し、ハーフ&ハーフ設定をやめて、売りトラリピのみを引き続き稼働させることに変更済みです。
理由は、買いポジションを持った時のスワップポイントがあまりにも悪いからです。
4月末時点で、トラリピでのEUR/JPYの買いポジションのスワップポイントは、-68円/日/1万通貨でした。これではさすがに買いトラリピを稼働させるのは躊躇してしまいます。
ちなみに、マネーパートナーズ(nano)のスワップポイントは、-33円とトラリピの半分以下です。これでも先月よりは悪化しているのですが、それでもマネースクエアのトラリピの半分以下です。だから、ココはトラリピと同設定でEUR/JPYをマネーパートナーズの連続予約注文を使って稼働させています。
マイナススワップ、自粛して!
マネパの記事はこちら↓
トラリピとの比較記事はこちら↓
ココのEUR/JPYのトラリピの初期設定の記事はコチラ↓
トラリピAUD/JPY
ココのトラリピAUD/JPYペアの稼働後の推移です。
そしてこちらがAUD/JPYの月足チャートとココのトラリピ設定です。
ココのトラリピAUD/JPYは、他の通貨ペアと同様に含み損絶賛拡大中でしたが、4月は少し回復しました。
AUD/JPYは、先月はレンジアウトしてしまいましたが、4月末時点でギリギリ買いレンジ下限に位置しています。
レンジ下限にいるため、資金を投入して買いレンジを広げてもいいのですが、AUD/JPYも4月に入ってから買いトラリピのスワップポイントがマイナスになってしまいました。そのためレンジ拡大を躊躇しています。
ココのAUD/JPYのトラリピ設定詳細はコチラ
そしてAUD/JPYの利益幅変更の記事はコチラ
トラリピAUD/USD
ココのトラリピAUD/USDペアの稼働後の推移です。
稼働開始後から1年間、しかばねのように長らく眠っていたAUD/USDが、コロナショックを機に起き上がって仕事し始めました。
仕事遅ッ! でも含み損も回復傾向でイイカンジ
そしてこちらがAUD/USDの月足チャートとココのトラリピ設定です。
4月末時点では買いレンジの中央付近に位置しているので、当面ロスカットされる心配はないかと思います。
トラリピAUD/USDの課題のひとつは、NZD/USDと同じくマイナススワップです。AUD/USDの買いトラリピのマイナススワップが、4月末時点で-79円/日/1万通貨でした。
確定利益の3,4割はマイナススワップ分で目減りしているのですが、取引回数の多さでカバーし、今月はなんと一番の稼ぎ頭でした。
このように、ボラティリティが大きい時は、巨大なマイナススワップを補ってトータルでプラスに持っていけます。
もっとガンガン動いてくれていいんやで
ココのAUD/USDのトラリピ設定の詳細はコチラ
AUD/USDの利益幅変更の記事です。
トラリピ各通貨ペアの設定と今後の戦略
トラリピ各通貨ペアの設定
トラリピの各通貨ペアの設定内容とその設定根拠は以下のリンクから確認できます。
トラリピ今後の戦略
先月はレンジアウトしていたNZD/USDとAUD/JPYはレンジ内に戻ってきました。
といってもまだレンジ下限なので、またすぐレンジアウトしてしまいそうですが。
レンジ拡大したいですが、マイナススワップがそれを躊躇させています。
今しばらく現在の設定のまま様子を見たいと思います。
ところでココは、FX以外にも、NISA口座で投資信託やETFの投資運用をしています。
以上、ココのトラリピ4月度の実績でした。
大勝ちを狙わず、退場しないことを優先
そのために、
・分散投資(通貨分散)
・低リスク運用(欲張らない)
ことを心がけています。