NISAをする方必見!
ココ家は、つみたてNISAや企業型DCの税制優遇制度を活用して、お得に投資をしています。
ココ家のつみたてNISAや企業型DCの商品は、MSCIコクサイに連動した商品を主軸にしています。
本記事では、MSCIコクサイについて解説します。
本記事を読めば、MSCIコクサイがどういうものなか理解できます。
MSCIコクサイ
MSCIコクサイとは、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックスです。以上。
えっ?!
説明はぶすぎー
さっぱりワカラナイ
インデックスとは
上で述べた、「MSCIコクサイとは、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックス」。
まず、この文末のインデックスとは何かを説明します。
インデックスとは、日本語で、指標と呼ばれ、株式などの金融市場の動向を把握するためのモノサシです。
例えば、株式のインデックスなら、株式市場の調子が良ければ上がるし、悪ければ下がります。
インデックスは、市場の健康状態のバロメータね
具体的なインデックスの例をあげると、日本では「TOPIX」や「日経平均株価」です。
アメリカだと「ダウ平均(NYダウ)」や「S&P500」などが有名です。
出典:PhotoPIXTA
ニュースで、「1日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比565円30銭高の2万6542円40銭で終えました。」みたいなの、聞いたことありますよね。
ある、ある!
インデックス「日経平均株価」は、日本経済新聞社が、東証1部上場企業の中から選んだ、日本を代表する225社の平均株価のことです。「日経225」と呼ばれることもあります。
インデックスは、なんとなく分かった気がする
では次に、「MSCIコクサイ」と呼ばれるインデックスについて解説します。
MSCIコクサイ
まず、MSCIコクサイというのは、「MSCI」+「コクサイ」という2つの言葉からできています。
詳しく説明していくね
「MSCI」とは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社(Morgan Stanley Capital International)の略で、アメリカのニューヨークに本拠を置く金融サービス企業です。
株価インデックスの算出など、金融商品に関する幅広いサービスを提供しています。「MSCIコクサイ」は、「MSCI」社が提供するインデックスの一つです。
MSCI社が提供するインデックスの有名どころは、
・MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)
・MSCI ワールド(WORLD)
・MSCI コクサイ(KOKUSAI)
があります。
図を使って説明するね
まず、MSCIコクサイを理解する上で知っておきたいインデックスは、「MSCI ACWI」です(アクウィと呼ばれています)。
ACWIは、世界を代表する株式インデックスで、約2500もの企業が組み込まれています。
MSCI ACWIは、先進国と新興国を含む全世界の株式を代表するインデックスだよ!
そして、そのACWIは、「MSCI World」と「MSCI EM」と呼ばれる2つのインデックスから構成されています。
Worldは先進国、EMは新興国の株式インデックスだよ
さらに、World(先進国)から日本を除いたものが、「MISC Kokusai」です。下の赤枠内の青塗りの部分です。
ACWIから、新興国と日本を除いたのが、Kokusaiだね
Kokusai(コクサイ)は、ローマ字になっていますが、日本の投資家を意識したインデックスです。
漢字だと"国債"ではなく"国際"だね。紛らわしい。
MSCI-Kokusaiの国別の構成比は、市場規模の大きいアメリカがダントツトップの約72%を占め、イギリス、フランス、カナダが続きます。
セクターは、IT、金融、ヘルスケア、でほぼ半分を占めます。
※2021年10月時点
このように、MSCI Kokusaiは、適度に分散されているとはいえ、7割以上アメリカに偏重していることは、知っておいた方が良いかと思います。
それだけ世界の経済は、アメリカが握っているということね
そして、新たにS&P500に採用されたテスラが、MSCI kokusaiに採用されています。
GAFAMと呼ばれるアップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(グーグルの親会社)を筆頭に、最近ではジョンソン&ジョンソン、そして、JPモルガンが構成比率のトップ10入りをしています。
※2021年10月時点
名だたる企業が組み入れされているね
でもなぜ、MSIC kokusaiは、日本を除いているのでしょうか?
なぜMSCI Kokusaiは、日本が除かれているの?
MSCI Worldから日本を除いたのが、MSCI Kokusaiと説明しました。
なぜ、日本が除かれているのでしょうか?
理由は諸説がありますが、ココの見解は以下の2つです。
①日本への投資は別口でしたい人のため
私たちは日本に住んでいるので、外国人に比べて、日本の会社への投資はとても身近なものです。
自分が応援したい企業の株などは、個別で購入し、敷居の高い外国株は(最近はかなり敷居が低くなりましたが)、インデックスにお任せするという投資戦略を考えた場合、日本を投資対象から除いていた方が、かぶらなくて便利ですよね。
②日本への投資リスクを過剰に持ちたくない人のため
MSCI Worldの日本の比率は、約8%です。割合としては、多くはありません。
※2021年5月時点
しかし、日本に住んでいる私たちは、投資をしている・していない関係なしに、日々、日本経済の影響を強く受けます。
買い物をする時も日本円、給与も日本円でもらう人がほとんどです。その物価も給与も日本の景気の影響を強く受けます。
ということは、仮に日本株に投資をしていなくても、日本に住んでいる私たちは、既に日本に投資をしているようなものと言って良いでしょう。
とすると、MSCI Worldに連動する投資信託などの金融商品に投資をした場合、Worldの日本比率(約8%)以上に、実質的に日本に投資をしている状態になる、とココは考えます。
日本人がなるべくバランスよく資産形成しやすいように、敢えて日本を除くMSIC Kokusaiが存在しているのではないかとココは考えています。
ただ実際には、MSCI ACWI、MSCI World、MSCI Kokusaiの3つのインデックスのパフォーマンスは、下のチャートを見てもわかるようにあまり変わりません。
※2021年10月時点
よって、この3つのインデックスで迷ったら、あとはお好みで選んでよいと思います。
MSCI-KOKUSAIは、いまのところ右肩上がりのインデックスなので、長期保有が前提のNISA、企業型DCやiDeCoとの相性が良いと言えます。
MSCI KOKUSAIをベンチマークとする投資信託
MSCI KOKUSAIが、あまりに優秀なインデックスなので、銀行や証券会社などの多くの金融機関が、MSCI KOKUSAIをベンチマークとする金融商品を販売しています。
※2021年3月時点
ココがおすすめする投資信託は花丸をつけた、ニッセイ外国株式インデックスファンドとeMAXIS Slim 先進国株式インデックスです。表にあるように、管理費用が最安で、純資産も十分な大きさです。
なお、投資信託選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
ココはつみたてNISAで毎月買ってるよ
くれぐれもSlimがついていないeMAXIS 先進国株式インデックスと間違わないようにね
Slimがついていないのは手数料が高いよ
ココは、楽天証券でつみたてNISA口座で、eMAXIS 先進国株式インデックスを毎月購入しています。
ココがおすすめするは、NISAやiDeCo用の口座は、楽天証券 か、SBI証券 です。
NISAやiDeCoの金融口座選びは、金融商品選びよりも大事です。この記事で詳しく書いています。
以上、MSCI Kokusaiの解説でした~