2020年6月度 企業型確定拠出年金を公開!
着々と資産が増えています!!
ココ夫は、2015年から企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)とマッチング拠出で資産運用をしています。
ココ夫とココは、企業型DCの投資の商品を選ぶ時にとても悩みました。
なぜなら、企業型DCは、NISAやiDeCoで選択できる投資信託と比べると商品が少ないです。
本記事では、アラフィフココ夫の2020年6月度の企業型DCの実績や、選択した投資信託を公開します。
また、令和2年度年金改正法案成立で、確定拠出年金制度の改正で変わる点も解説します。
企業型DCまたは個人型確定拠出年金(iDeCo)の検討されている方の参考になれば幸いです。なお、投資はあくまでも自己判断でお願いします。
- 2020年6月度 企業型確定拠出年金実績
- 企業型確定拠出年金の保有銘柄
- MSCI KOKUSAI指数
- なぜ、みずほ信託外株インデックスS選んだのか
- MSCI KOKUSAI指数をベンチマークとするeMAXIS Slim先進国株式インデックス
- 令和2年度年金改正法案が成立
2020年6月度 企業型確定拠出年金実績
こちらがココ夫の2020年6月時点の企業型確定拠出年金の実績です。
ココ夫の企業型DCは、外国型株式100%!!
利回り+5.78%とは、加入来の年利換算利回りのことです。以下で詳しく説明します。
2020年企業型確定拠出年金運用実績
こちらが2020年2月からの推移です。
2020年2月までは、加入来の年率換算利回りは約10%の超好成績で運用されていました。
それがコロナショックにより3月末時点では1.87%まで激減しました。しかし5月末時点では半分まで戻り、今月も約6%で維持しています。
約6%で運用は嬉しいね!
加入来の利回りはプラスですが、3ヶ月、6ヶ月の短期で見た場合の利回りは、マイナスとなっています。このことからも、投資は長期目線でみることが大事ということがわかります。
長期投資は、個人投資家が装備できる強力な武器!
企業型確定拠出年金の保有銘柄
外国型株式 みずほ信託外株インデックスS
ココ夫の企業型確定拠出年金の保有銘柄は、みずほ信託外株インデックスSです。
そして、この銘柄に100%投資をしています。
このファンドは、MSCI-KOKUSAI指数との連動を目指すものです。
MSCI KOKUSAI指数って??
MSCI KOKUSAI指数
MSCI KOKUSAIの株価指数を作っている会社は、MSCI Inc.(Morgan Stanley Capital International)、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社で、アメリカのニューヨークに本拠を置く、金融サービス企業です。
この会社は、株価指数の算出や、ポートフォリオ分析など幅広いサービスを提供しています。
MSCI Inc.が作ったMSCI-KOKUSAI指数とは、日本を除いた先進国株式の動向を表す、代表的な株価指数のことです。
KOKUSAI(コクサイ)ってローマ字になっていることからもわかるように、この指数は日本の投資家のための指数です。
国家が発行する債券の”国債”とは無関係でござる
MSCI-KOKUSAI指数は、日本を除く先進国22カ国に上場する大・中型株を対象にしたインデックスで、市場の約85%をカバーしています。
MSCIが算出した指数をベンチマークとしているETFや投資信託はいくつかあります。このみずほ信託外株インデックスSもその一つです。
MSCI-KOKUSAI指数の国別の構成比は、市場規模の大きい米国がダントツトップの約71%を占め、英国、フランス、スイスが続きます。
セクターは、IT、ヘルスケア、金融でほぼ半分を占めます。
そして、アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック、アルファベット(グーグルの親会社)ジョンソン&ジョンソンと、名だたる企業が投資先上位に組み入れられています。
下のチャートはMSCI社のサイトから抜粋したものです。コロナショックの影響はあったけど、長期で右肩あがりなので今後に期待です。
MSCI-KOKUSAI指数に連動するETFなどの投資商品は、10年、20年といった長期スパンでは右肩上がりなので、長期保有が前提のNISA、企業型DCやiDeCoとの相性が良いと言えます。
ココは、現在は外国型株式の割合を100%にしていますが、退職の数年前になったら、リスク(収益率の振れ幅の大きさ)のより小さな債権などの割合を増やしていくつもりです。
なぜ、みずほ信託外株インデックスS選んだのか
冒頭にも述べましたが、企業型DCは、NISAやiDeCoで選択できる投資信託と比べると商品が少ないです。その中で、なぜみずほ信託外株インデックスSを選んだかというと、
- ハイリスクハイリターン商品(債権や定期預金と比べて)
- 選択できる商品の中では、信託手数料が安い(執筆時点で0.143%)
- 分散投資(日本を除く先進国22カ国に上場する大・中型株が対象)
と、少し攻めの商品を選択しました。
MSCI KOKUSAI指数をベンチマークとするeMAXIS Slim先進国株式インデックス
みずほ信託外株インデックスSは、MSCI KOKUSAI指数をベンチマークとするファンドですが、同じくMSCI KOKUSAI指数をベンチマークとする人気ファンドに、eMAXIS Slim先進国株式インデックスがあります。
ココもつみたてNISAで買ってるよ
eMAXIS Slim先進国株式インデックスが人気な理由の一つは、当記事執筆時点で、信託手数料がなんと0.1023%と超低コストであることです。
ココ夫が持っている、みずほ信託外株インデックスSの信託手数料も0.143%と、決して高くはないです。
しかしeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託手数料はそれを下回る驚異的な安さです。
ココ夫の企業型確定拠出年金でも、このeMAXIS Slim先進国株式インデックスが選択できればよいのですが、残念ながらラインナップにありません。
その点、個人型のiDeCoの場合は、自分で金融機関を自由に選べるので、eMAXIS Slim先進国株式インデックスを取り扱っている金融機関を選ぶことができます。
個人型(iDeCo)は自由度の高さが魅力です
個人型のiDeCoの金融機関のココのオススメは、楽天証券もしくはSBI証券です。
iDeCo口座のコストが最安で、商品の量・質ともに充実しています。もちろん、人気のeMAXIS Slim先進国株式インデックスも選べます。
口座開設は無料
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コロナショックで株価は急激に下がりましたが、米国企業の株価が思いのほか強く驚きました。今後の世界経済の成長を信じるなら、直近の高値よりはまだまだ安値の状況なので、これから投資を始めようかなと思っている方には、いい機会なのではないでしょうか。
iDeCoやNISAは税制優遇があるので、オススメ!
iDeCoに興味があるけどNISAをまだやっていない人は、まずはNISAからやってみるのも良いかと思います。
両方とも税制優遇のメリットがありますが、NISAはいつでも売却して出金して現金化することが可能です。一方でiDeCoは原則60歳以降に到達するまで引き出しできません。
令和2年度年金改正法案が成立
年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律が、参議院で可決・成立しました。以下抜粋です。
※厚生労働省HP抜粋 抜粋
確定拠出年金(DC)制度の改正で変わる点
令和2年度年金改正法案成立で確定拠出年金制度の改正で変わる点
確定拠出年金(DC)に加入することができる年齢が引き上げられる
2020年5月より、加入可能な年齢は以下の通り引き上げられる。
- 変更前 65歳未満
- 変更後 70歳未満
(ただし、企業によって加入できる年齢等が異なる)
確定拠出年金(DC)の受給開始期間、確定給付企業年金(DB)の支給開始時期の選択肢を拡大
2022年4月から支給開始時期の選択肢が拡大される。
DCの受給開始時期
- 変更前 60歳~65歳までの間で選択可能
- 変更後 60歳~70歳までの間で選択可能
DBの支給開始時期
- 変更前 60歳~65歳までの間で設定
- 変更後 60歳~70歳までの間で設定
企業型DCに加入している人がiDeCoに加入しやすくなる
2022年10月から、以下の通り変更。
- 変更前 従業員規模100人以下
- 変更後 従業員規模300人以下
現在、企業型DCに加入している人は、iDeCoに加入するには各企業の労使の合意が必要でしたが、これが不要になり、原則加入できるようになる。
高齢期の長期化に対応できるようにするための制度変更だね