ココのトラリピNZD/USDの設定を公開!
管理人のココは、現時点で570万円の資金を元手に、5通貨のペアをマネースクエアのトラリピで運用しています。
マネースクエアのトラリピは、FXの自動売買手法です。
一度取引ルールを設定してしまえば、そのルールに従って24時間・自動でココの代わりにトレードしてくれます。
本記事では、ココのトラリピのNZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)の注文内容とその設定根拠について書きます。
トラリピのNZD/USD設定
管理人ココのNZD/USDペアの注文履歴です。
2019/1/26に、100万円の資金を割り当てて、ハーフ&ハーフ設定で稼働開始しました。
トラリピNZD/USD設定根拠
ココがマネースクエアのトラリピで、CAD/JPYペアの次に稼働させたのは、このNZD/USDペアです。 CAD/JPYペアはクロス円(米ドル以外の通貨と日本円のペア)でした。次に稼働させるペアは、リスク分散のためにクロス円以外のペアにしようと決めていました。
ただ、トラリピは現在12通貨ペアの取引ができますが、ドルストレートの通貨ペアはたった3つだけなんですね。
ということで、クロス円以外の通貨ペアの選択肢はおのずと、EUR/USD、AUD/USD、NZD/USDになります。
このうち、EUR/USDはボックスレンジとは言い難いチャートだったので、現時点では稼働対象から外しました。
残る、AUD/USDとNZD/AUDのペアですが、オーストラリアとニュージーランド、どちらもオセアニアという共通点があります。そして、オーストラリアとニュージーランドは、政治と経済の結びつきが強いので、豪ドル/米ドルとNZドル/米ドルのペアはそれぞれ似たような値動きになりやすいという特徴があります。
上段が、AUD/USDの19年スパンのチャート、下段が、AUD/USDの19年スパンのチャートです。
たしかに値動きは似ているようですが、やっぱり違う国なので、微妙に違います。
ココは、NZD/USDペアとAUD/USDペアの両方を、トラリピで稼働させています。
本記事はNZD/USDの設定に関する内容なので、NZD/USDに話を戻します。
あらためて、NZD/USDペアの19年スパンのチャートで、ボックスレンジになっているかを確認してみました。
ところで、なぜ19年のスパンのチャートを見ているかというと、ココのトラリピの基本戦略は、長期でできるだけ広いレンジを想定して、ロスカットされないように運用することだからです。
このチャートからは、約0.39ドルから0.88ドルのボックスレンジで変動していることが分かります。
NZD/USDペアの取引をする上で抑えておきたい数値です。
過去最高変動幅は、リーマン・ショック後の0.292ドル、かなり大きなボラティリティです。でもここ数年は0.64~0.7ドルあたりの狭いレンジをウロウロしているようです。
19年スパンのチャートを元に、トラリピならではのハーフ&ハーフの設定を考えてみました。ハーフ値は0.7USDとします。
悪くはないのですが、過去最安値の0.39ドルは2000年のことです。
最近のボラティリティの低さを考慮すると、0.39ドルの下限に、ここしばらくの間に達してしまいそうには思えません。0.39ドルを下限にしておけば、当面の間は安心できるな設定ですが、その場合あまりにレンジが広すぎて、資金効率が悪くなってしまうことが気がかりです。
そこで、2000年の0.39ドルの次の安値である、リーマン・ショック後の0.49ドル(2009年3月)を下限とした場合で、設定を再考してみました。
先程よりも買いレンジは狭くなりますが、稼働開始時のレートがハーフ値付近であり、売りレンジと買いレンジのバランスも良いので、なかなか良さそうです。
ところで、トラリピをしていると、他の人ははどんな設定してるのかなーって、気になります。設定を公開されているブログを見た限りでは、買いレンジの下限は0.6-0.63ドル付近、売りレンジの上限は0.8-0.83ドル付近の方が多かったです。 チャートにするとこんな感じです。
あれ?上でココがなかなか良さそうと自画自賛していた、買いレンジの下限0.49ドル、売りレンジの上限0.88ドルは、これと比べるとレンジの幅が広いです。
・・・
いいえ、設定レンジ幅は、許容リスク、予備資金額、為替相場への張り付き頻度などによって変わるものです。私が見た有名ブロガーさんは、資金管理をしっかりされていて、レンジの上下限に近づいてくる際には、有り余る資金?を投入して、レンジを広げていく作戦を取っているようです。
この戦略は、平常時は、広すぎない適度なレンジ範囲で資金効率を上げることができ、万が一レンジを割りそうな時は、予備資金を追加投入することで、レンジを広げて強制ロスカットを避けることができます。ただ、こんなことができるのは、凄腕のFX投資家だけです。シロウトが安易に真似したら、痛い目に合うでしょう。大暴落した時を想像してみましょう。
どんどん損失が膨らんでいる時に、うろたえずに、淡々と資金を投入してレンジを広げていくことができるでしょうか?ココはそんな冷静に行動できる自信がないです。大暴落している時に、淡々と冷静な判断ができるとは思えません。
ココは週一しかトラリピ口座を確認していなくて(実は、それすら面倒くさい)、普段は為替の動きは見ていません。予備資金は銀行口座にありますが、それをタイムリーに投入できるとは思えません。
なので、ココは初めからレンジを広くとり、かつレンジを割ることも想定したロスカットラインとなるような資金を口座に入れています。そのおかげで、稼働後は、日々の為替の動向を気にしないで枕を高くして寝ることができます。
このデメリットとしては、やはり資金効率が悪いことです。
いろいろと検討した結果、利益率よりも安全を重視すること にしました。数年間稼働を続け、いくつかのクラッシュ相場の経験を積んだ後で、より積極的な設定に修正していこうと思っています。
ちょっと脱線しましたが、管理人ココの最終的なNZD/USDペアの設定は、買いレンジの下限を0.6ドル、売りレンジの上限を0.8ドル、ハーフ値を0.7ドルとします。ここから以下のアレンジを加えました。
レンジの端まで達しても即ロスカットされないように、買い側はレンジ下限の0.6ドルよりも外側の0.49ドルの位置にロスカットラインを設定しました。
同様に、売り側はレンジ上限の0.8ドルよりも外側の約0.9ドルの位置に、ロスカットラインを配置しました。これにより、過去10年の安値、高値は十分カバーできています。チャートで表現するとこうなります。
ここで言うロスカットラインとは、らくトラで入力すると一番下に表示される東京15時ロスカットの値です。私がリスク管理をする上で一番重要視している値です。
トラリピNZD/USD設定(らくトラ運用試算表版)
今回のNZD/USDペアの設定を、らくトラ表で記入してみました。
ココがトラリピを始めた時は、マネースクエアサイト上のこのらくトラ運用試算表がありました。簡単に設定内容とそのリスクがどの程度なのかを見積もることができます。
まずは、買いトラリピ
次に売りトラリピ
NZD/USDペアの投資資金は100万円なので、上述のレンジとロスカットラインを満足するためのトラップ値幅は売り、買いともに0.002ドルです。
「決済トレール」はありで、1回のリピートで狙う利益は4ドルにしました。これは、FX有名ブロガーの鈴(suzu)さんが、マネースクエア社にインタビューし、効率のいい利確幅を教えてもらった記事があります。それを参考にさせて頂きました。suzuさん、ありがとうございます。
《ブログ更新》トラリピで勝つ2つの方法~マネースクエアにインタビューしてきました~ #トラリピ #自動売買 https://t.co/YgqK9bnyW8
鈴@セミリタイア生活中(2018年9月~) (@semiritaia_suzu) July 10, 2018
トラリピNZD/USD設定(運用試算表版)
2019/5のマネースクエアのサイトリニューアルに伴い、らくトラ運用試算表は、以下のような運用試算表に変更されました。ずいぶんすっきりとした画面になりました。
一部の指標の計算方法が変更になっているところもありますが、基本的には大きな変更はありません。
まずは、買いトラリピ
次に売りトラリピ
リニュ前の方がカワイイ
管理人ココのトラリピのNZD/USDペアの設定の設定です。
・過去4,5年の変動を元にレンジ設定。
・過去15年の変動を元にストップロスラインを設定。
の2段構えでリスク管理することにより、強制ロスカットされる可能性をできるだけ下げ、 更に通貨ペアを複数分散することにより、実質3段構えでリスク管理しています。
ところで、FXの世界では、NZDの「キウイ」の愛称で呼ばれているそうな。
最近キウイ強いー
これは、通貨としてのNZDが強い、すなわち買われているという意味だそうです。最初はなんのことだかさっぱり分かりませんでした。でも、「にゅぅーじぃーらんどどる」って言うのは舌噛みそうなので、「キウイ」は親しみやすい、ナイスネーミングですね。
しばらくはこの設定で様子をみていきたいと思います。
分散目的で合計5通貨ペアを低リスクでトラリピで稼働させています♪