マネーパ-トナーズの連続予約注文を使ったほったらかし投資
2020年6月度実績を公開!
管理人ココは、マネーパートナーズ社の提供する連続予約注文を使った、グリッドトレードをしています。本記事では、連続予約注文を利用した、ほったらかしグリッドトレードの2020年6月度実績を公開します。
グリッドトレード(後述)はFXの投資手法の一つです。
自動売買グリッドトレードは、マネースクエア社が提供する、FXの自動売買システム「トラリピ 」が有名です。取引ルールを一旦設定してしまえば、そのルールに従って24時間・ココの代わりに自動で淡々とトレードを繰り返してくれます。
日々為替チャートに張り付く必要がなく、為替の値動きを予想したり、上げ下げに一喜一憂する必要はありません。忙しくて為替相場に貼り付けない人や、為替相場を読む知識がない人でもできます。
FXでも株でも、投資はいかに感情を入れずに決めたルール通りすることが大事、というのがココの持論です。
リーマンショックで狼狽売りしました
自動売買のグリッドトレードでココが気に入っているところは、個人の感情や裁量を入れる余地がない点です。
逆に言うと、一旦設定してしまうと、何もすることがありません。取引すること自体が好きな人には向かない手法です。またグリッドトレードは大勝できる手法ではありません。コツコツと地味に小さな利益を積み重ねていく手法です。一攫千金でドカンと儲けたい人には向かない手法です。
ココはマネースクエア社のトラリピ をしていますが、マネーパートナーズの連続予約注文を使ったグリッドトレードもしています。
マネーパートナーズの連続予約注文は、他の自動売買系FX業者よりも低コストなことが特徴の一つです。トラリピよりも一手間掛かりますが、ココがマネパでもグリッドトレードをしている理由です。
手間といっても、最初の設定だけです。その後は毎月の集計のために、月1回だけログインしています。ログインして確認してログアウト。作業時間は5分ほどです。
月1回のログインなので、いまだに操作不慣れ
またマネーパートナーズで取引して分かったことですが、低コストでありながら、約定力が安定しています。これまで一度もスリッページ(約定価格が指値からずれること)が発生したことはありません。他の自動売買系FX業者は、経験上それなりにすべります。
連続予約注文を使ったグリッドトレードとは
マネーパートナーズの連続予約注文は、トラリピのようにレンジの上限と下限を決めて、その間に、グリッドを張り巡らせるという機能はありません。連続予約注文とは、1つの注文を、最大20回まで自動で繰り返し注文してくれるものです。
基本となるのは1つのIFO注文です。この図はIFO注文の例です。
このIFO注文を、注文値をずらしながら複数並べて連続予約注すると、、、、グリッドトレードの出来上がり!
ということで、最初の注文設定の時に、1本1本注文を入れる必要があるので、多少手間がかかりますが、一旦設定してしまえば、 「トラリピ」とほぼ同等の動作をさせることができます。
IFO注文の詳細はこちらの記事をどうぞ↓
マネーパートナーズの連続予約注文の難点を1つ挙げると、1つのトラップにつき、最大連続繰り返し回数の上限が20回と有限です。
ということは、20回分の注文を繰り返したトラップは、再度連続予約注文を入れなおす必要があります。
めんどくさいのはちょっと・・・
と、ココもはじめは思っていました。
ところが実際に稼働させてみると、ココの設定の場合、稼働後半年以上経過した通貨ペアでも、途中のメンテナンスは一切不要で、トラリピと同等の成果を稼ぎ出すことができました。
メンテナンスの頻度は、トラップの設定や為替の値動き次第です。
トラップの設定や為替の値動き次第ですが、ココの設定だと、CAD/JPYは319日経過後で、最大繰り返し数は17回で、今18回目をスタンバイ中、EUR/JPYは239日経過後で最大繰り返し数は10回で、今11回目のスタンバイ中でした。うまくいけば1年近くノーメンテでもいける可能性もありそうです。
ということで当ブログでは、途中のメンテナンスもそれほど負荷にはならないことから、ほぼトラリピと勝手に名付けました。
流行らないので、来月からは言いません・・・
連続予約注文CAD/JPY
ココはトラリピでもCAD/JPYを稼働させています。マネーパートナーズの設定はトラリピの設定とほぼ同じです。
つまり、レンジとトラップ幅はトラリピの設定と全く同じです。
違いは、連続予約注文の方は、決済トレール機能がないことです。現時点では、CAD/JPYは、ハーフ&ハーフではなく、買いレンジのみで稼働するように設定しています。
連続予約注文の特徴
ココはこのCAD/JPYの連続予約注文を、1,000通貨単位ではなく、その1/10の100通貨単位でしています。
マネースクエアのトラリピは、最小通貨単位は1,000通貨です。しかしマネーパートナーズのnanoの口座であれば、その1/10の100通貨から取引できます。
単純に言えば、利益も1/10だけど、投資資金も1/10でできるということです。
FX、特にトラリピは、ある程度まとまった資金が必要です。でもマネパのnano口座なら、最小単位が100通貨なので、まずは少額からやってみたい、という方にピッタリです。
ココのCAD/JPYの連続予約注文をチャート上に設定を表すとこんな感じです。投入資金は10万円です。この設定で、コロナショックにも余裕で耐えました。強制ロスカットされる為替レートは、62円でなので、リーマンショック級の暴落がきても耐えられるように設定しています。
もちろん、100通貨は最低取引単位なので、1,000通貨以上の単位でも取引可能です。
もう少し補足すると、マネーパートナーズには、 「パートナーズFX」という口座と、「パートナーズFX nano」という2つの口座があり、最小単位は前者は1万通貨、後者が100通貨です。
連続予約注文CAD/JPY実績
ココは、CAD/JPYを2019年9/7から稼働開始しています。2019年10月以降の確定利益の推移をまとめると、以下のとおりでした。
運用資金が10万円と少ないので、確定利益も少ないですが、これまでの確定利益の年利換算は約10%と十分な成績だと思います。
銀行に預けていても、お金はほとんど増えない時代だし、コロナショックにも耐えた、安定の設定です。
次に、連続予約注文で運用していく上で、気になる連続予約注文の回数を、チェックしてみました。最も繰り返し回数の多かったトラップは、76.2円の買い注文で、17回でした。現在18回目のトラップが掛かるのを待っている状態です。パソコンならココで簡単に回数を確認できます。
そして、画面左にある[詳細]の+マークをクリックして展開すれば、そのIFOの詳細履歴を確認することができます。
2019年9/7から稼働しており、執筆時点で319日が経過していますが、あと残り3回の連続予約注文が繰り返し可能ということです。これは先月と変わりなしでした。
思った以上に手間いらず!
そして、これが6/31のCAD/JPYの建玉と評価損益の状況です。
中列上側の-2,936.7円が為替差損益(含み損)で、下側の+38.23円がスワップ損益です。合計2,898円の含み損を抱えていますが、ココは気にしていません。
評価損益はあくまで現時点の含み損なので、ロスカットされてしまって現実の損失にならない限りは心配無用です。グリッドトレードは仕組み上、含み損が将来の利益に変わることを期待した投資手法だからです。
ましてや、この通貨ペアでは、既に累計7,562円の確定利益が出ているので、2,898円の含み損なんて気にする必要はありません。
累積確定利益>含み損の安定感!
なお、CAD/JPYのスワップは執筆時点で以下でした。マネースクエアと比較を載せています。
マネースクエアは現在、CAD/JPYの売り・買い両方のスワップを期間限定でゼロにするという、キャンペーン中です。
ココの設定だと、今は買いトラリピゾーンなので、2円/1万通貨の差ですが、マネーパートナーズの方が有利です。
連続予約注文EUR/JPY
続いてEUR/JPYです。EUR/JPYはトラリピでも稼働させていて、レンジとトラップ幅は全く同じです。
違いは、連続予約注文は、決済トレール機能がないことです。また、マネパの連続予約注文ではハーフ&ハーフ設定にしています。一方、トラリピの方は売りトラリピしか稼働させていません。
ココのEUR/JPY連続予約注文をチャート上に設定を表すとこんな感じです。
CAD/JPYは100通貨取引で稼働させていて、投入資金は10万円でした。このEUR/JPYは1,000通貨取引で稼働させていて、投入資金は100万円です。
連続予約注文EUR/JPY実績
今年に入ってからの確定利益の推移は以下でした。
6月は21回の決済がありました。これはコロナショックのあった3月の次に多い回数でした。
買い建玉分はスワップポイントがマイナスなので、6月度のスワップ差益はマイナスとなり、-506円でした。
なお、マネーパートナーズnanoのマイナススワップは、執筆時点で、1万通貨あたり-17円/日です。マイナススワップは痛いですが、トラリピのマイナススワップは-66円/日なので、トラリピの約1/4と思えば許容範囲です。
次に、連続予約注文で気になる連続予約注文の回数を、チェックしてみました。
最も繰り返し回数の多かったトラップは、118.0円の買い注文で、10回の新規~決済注文を自動繰り返ししていました。現在11回目のトラップが掛かるのを待っている状態です。パソコンならココで簡単に回数を確認できます。
このように、画面左の詳細[+]をクリックして展開すれば、これまでの繰り返し注文履歴の詳細を確認できます。11回目の注文待ちであることがわかります。
稼働後239日が経ちましたが、繰り返し回数はまだちょうど折り返し地点です。今後の為替の値動き次第ですが、うまくいけば1年間ノーメンテでいけるかもしれません。
もちろん、為替の値動きにだけでなく、設定にも左右され、再現性のあるデータではありません。あくまで、今回のココの設定結果の実例に過ぎません。
メンテに時間取られないのは嬉しい
そして、6/31時点のEUR/JPYの建玉と含み損の状況ですが、中列上段の21円が為替差損益(プラスなので含み益)で、下段の3.3円がスワップ損益です。合計約24円の含み益となっています。グリッドトレードで含み益になるって珍しいですね。すでに6月末までに10万8千円の儲けを出してくれていることを考えると、とても優秀です。
EUR/JPY連続予約注文、超優秀!
連続予約注文の活用例
最後に、マネーパートナーズの連続予約注文の活用例を示します。
マネーパートナーズの優れた特徴の一つは、100通貨単位で売買できるということです。多くのFX業者よりも、少ない投資額でFXができます。
この記事では、100万円の資金を元手とした、EUR/JPY「ほぼトラリピ」の実績を書きましたが、全く同じ設定で、取引を1,000通貨でなく100通貨で行えば、投資資金は1/10、10万円で運用できます。
もちろん、利益も1/10ですが、レンジとトラップ値幅、トラップ本数は同じなので、ロスカットリスク(ロスカットされる為替レート)は同じです。
また、ココのCAD/JPY「ほぼトラリピ」はもともと100通貨単位で運用していて、10万円の資金で運用しています。
何百万円も用意しなくても、トラリピ的運用ができるのは、マネーパートナーズの大きなメリットです。
また、マネースクエアで扱っていない通貨ペアもあります。
例えばAUD/NZDはグリッドトレード向きの通貨ペアだと思うのですが、マネースクエアでは扱っていません。マネーパートナーズでは取引可能です。
以上、マネーパートナーズの連続予約注文を用いたグリッドトレードの2020年6月度実績でした。